ケイマン諸島

アメリカの証券取引所に上場する成長中の中国大手企業が、実は、ケイマン諸島の企業である、というケースが増えています。

例えば、中国最大の検索エンジンであるバイドゥや中国最大の旅行サイトであるQunar.comは、中国企業でも香港企業でもなくケイマン企業となっています。

 なぜ、中国企業は、ケイマン国籍を選ぶのか。その理由を6つ紹介します。

⑴ケイマン国籍の企業は、法人の年間維持費用が安く、同日設立が可能で、資金をケイマン内に置く必要もなく、登記基準が総合的に自由で簡単なため。


⑵ケイマン諸島は、タックスヘイブンの中でも金融機能が最も発達している国の1つであるため。

⑶ケイマン国籍の企業は、運営するのがとても楽なため。例えば、毎年、総会を開く必要やオーディットを設ける必要もない事等。

⑷ケイマン諸島の企業法は、英国・香港に習ったものとなっているため外部の投資家にとってわかりやすいものとなっているため。

⑸ケイマン諸島には、現地在住のディレクターが必要ないため。

⑹ケイマン諸島には、米国の法廷決議が及ばないため、企業側には、訴訟リスクを軽減するための「保険」となるため。

日本では、イメージが良いとは言えないケイマン諸島やタックスヘイブンの国々ですが、中国企業の中でも急成長していて米国でも評価されている大手企業にケイマン国勢が増えているのは、興味深い現象ですね。


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