Africa

直近の新興国株式の売りで新興国投資に対して弱気になっている投資家が増えていますが、ブラックロックのラス・コスタリッチ氏は、両者は、異なるアセットなので、投資をする際にもその点を配慮した方が良いと主張しています。

確かに「フロンティア」と「新興国」というのは、似ているものの投資対象としては区別して考えた方が良いという点には、共感できたので、メモしてみました。

http://www.blackrockblog.com/2014/02/21/reasons-frontier-em-equities-created-equal/

Three Reasons Frontier & EM Equities Are Not Created Equal

(以下、メモ)

●フロンティア株式市場と新興国株式市場を同一視する投資家が、多いが、両者は、異なるもの。

●新興国株式は、部分的に保有するのをオススメする戦略的なアセットだが、フロンティア株式も同じ。


●理由⑴フロンティア市場は、新興国市場と比べても高い成長率を維持している。フロンティア市場の大半は、中東とアフリカにあり、高いGDP成長率を維持しており、今後もこのトレンドは、継続すると見られている。

●理由⑵フロンティア市場は、新興国市場と比べても外国資本の所有割合が少なく、成長率が高いという理由からアメリカの金融緩和政策の影響を受けづらく、昨年に新興国株式が、5%下がったのに対してMSCIフロンティア市場インデックス(MSCI Frontier Markets Index)は、21%上昇した。

●理由⑶フロンティア市場は、世界の株式市場との相関関係が、新興国株式と比べても低いので、フロンティア市場は、世界中の株式の動きと連動していない事が多い。過去三年間のフロンティア株式市場と世界市場との平均相関関数は、0.5だったが、新興国株式市場との相関関数は、0.85だった。

●フロンティア株式市場は、価格変動も激しいリスク・アセットだということは忘れてはいけない。政治の不安要因、コーポレート・ガバナンスの問題、高インフレや低い流動性等のリスクがある。

●こういったリスクを考慮した上でもフロンティア株式市場は、ポートフォリオの分散という観点からは、魅力的だと言える。

●なので、新興国株式とフロンティア株式を同一せずに、それぞれ別々にポートフォリオに加えていくのが、良い。

(以上、メモ)

新興国株式に関しては、今後、見通しが暗いということがよく言われますが、アフリカや中東のようなフロンティア株式市場は、全くの別物だということですね。


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