金の価格は、2013年7月10日現時点で1,248.37ドルと調整中ですが、中国国内での金の需要は高まる一方で凄まじい購買欲となっており、供給が追いつかない状態となっています。

中国国内の金の購買欲過去最高

2013年5月の中国本土の香港からの金(ゴールド)ネット輸入総額は、108.8トンとなり、史上最高の2013年3月時の136トンにこそ及びませんでしたが、4月の80トンを大きく引き離し、史上2番目のネット輸入総額となりました。

2003年からほぼ毎年上昇してきた香港経由の中国の金のネット輸入額は、2013年過去最高に達する見通しとなり、中国は、今年は、世界一の金購入国となりそうです。

中国、香港経由の金(ゴールド)ネット輸入額

中国、香港経由の金(ゴールド)ネット輸入額

・2010年120トン

・2011年420トン

・2012年830トン

・2013年413トン(2013年1月〜5月の5ヶ月分のみ。2013年通念では、1,000トン以上の見通し。)

このペースで推移していくと香港ルートから入る金のみで今年は、1,000トン以上に達する見通しです。

また、香港経由の輸入とは別に中国国内で生産される分もあり、こちらは、中国政府のデータによると2012年で400トンあり、2015年までには、年間420〜450トンに達する見通しとのことです。

金の年間生産量は、約2,700トンと言われているので、香港経由の輸入分(2013年で約1,000トン)に中国国内生産分(2012年公表実績で400トン)が加わると1,400トン以上となり、年間金生産量の50%以上が中国で消化されていくことになります。

投資上手で知られるチャイナマネーが金の世界一の買い手となり、世界中の金を飲み込んでいくような状態となっていますが、シンガポールでの金取引所の開設(SPGMX.COM)と合わせてアジアでの金への意欲はどんどん高まりつつあると言えます。

金購入に宝飾店に列を成す顧客(中国山省済南市)

金購入に宝飾店に列を成す顧客(中国山省済南市)