中国は世界最大の金現物市場に

中国の金需要は、金価格の下落を前にも衰える事なく、金取引は、どんどん活発になってきています。

2009年に中国国務院の通貨担当である李暁南主席は、中国の金保有量1,054トンを「3〜5年以内に6,000トンに、また8〜10年以内に1万トンにする」と発表をしましたが、着実にそうなりつつあるのかもしれません。

グラフは、世界の金生産量に対して上海ゴールド・エクスチェンジ(上海黄金取引所、SGE)及びニューヨーク・マーカンタイル商品取引所(COMEX)の現物(実物)供給を比較したものですが、SGEが、COMEXを金の現物供給で大きく上回っている事がわかります。

上海ゴールド・エクスチェンジは、2002年設立ですが、わずか10年間で世界の金市場のマーケット・リーダーになったという事になります。

2012年8月時の公的機関別金保有高では、中国は、世界第6位で1,054.1トンとなっていますが、この数値は、数年間変わっておらず、2010年以降の香港経由の輸入だけでも1,051トンもある事から実数値でない可能性が高まっています。

既に金の現物取引所では、世界最大級となった中国ですが、金保有量でも世界一となるのは、時間の問題かもしれません。

 


 

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