Barclays

出典:Wikimedia-Commons

英国で三番目に大きな銀行であるバークレイズが、2013年の通期決算を発表しました。

決算内容で決して好調ではなかったものの行内の賞与支給額が、増えているということや急遽リストラで人員の約9%を解雇するという発表をしたため、労働組合等から批判を浴びています。

決算内容としては、

・税引き前利益は、51.67億ポンド(約8,716億円)で昨年から32%減。

・通常の平均的株主(Average shareholder)へのROEは、2012年:9.0%から2013年:4.5%へ低下

となっています。


一方、ロイターによれば、賞与は、24億ポンド(約3,900億円)至急されており、昨年対比で13%増となっています。賞与は、1人当たり平均60,100ポンド(約1,014万円)となります。

リストラの方は、既に対象社員に告知済みで、合計で10,000〜12,000人を対象とし、イギリスで働く7,000人を中心に部署等を問わずに進めていく模様です。

株式市場は、短期的には、乱高下することがあっても長期的には、企業価値を適切に評価していくものですが、同行の株価は、長い間、下降トレンドが続いているので、株式市場からあまり評価されていない状態が継続していると言えます。

Barclays

出典:http://uk.finance.yahoo.com/q/bc?s=BARC.L&t=my&l=on&z=l&q=l&c=

バークレイズのような世界的に有名な銀行でも足下の業績を数字で見てみるとやや厳しい状況に置かれている事もあるので、「有名だから安心」「大きいから安心」というのは、必ずしもいつも正しいわけではない事は、覚えておきたいですね。


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