エドワードスノーデン氏の内部告発で世界的に有名になったジャーナリスト、グレン・グリーンウォルド氏

エドワードスノーデン氏の内部告発で世界的に有名になったジャーナリスト、グレン・グリーンウォルド氏

元CIA職員エドワード・スノーデン氏のからリークされた情報を報道し世界的に有名になったジャーナリスト、グレン・グリーンウォルド氏の相棒であるデイビッド・ミランダ氏が、ロンドンのヒースロー空港で2000年のテロリズム法案第7条に基づき身柄拘束を受けました。

同法案は、空港や国境等において事務員の裁量で渡航者に自由に質問し、拘束する権限を与えているものですが、拘束されても97%の割合で1時間以内に解放されています。

今回、問題となったのは、同法案で許可されている最大9時間までの身柄拘束を受けたということに加えてミランダ氏の保有する携帯電話やラップトップやカメラやメモリースティックが没収となったためだと考えられます。


英メトロによるとグリーンウォルド氏は、次のように発言しています:

「私の相棒を9時間も拘束し、保有私物の大半を没収したのは、NSAやGCHQに関して報道している我々への明らかな威嚇行為だ」

「このような行為は、報道をするすべてのジャーナリストにとっての脅威だが、我々は、ジャーナリストとしての仕事を全うする事を止めることにはならない。逆に、アグレッシブに報道を徹底して行っていくきっかけになるだろう。」

このように内部告発の対象が、エドワードスノーデン氏の件のように「当局」(政府内組織そのもの)となると当局とは真正面から対立する事になってしまいます。

「当局」を告発するのは、現行システムの胴元を告発する一種の「革命」に値する行為のようなものなので、「相当な覚悟」が求められる一方で成功する確立は限りなく小さいと言えます。

他方、企業の不祥事の内部告発は、現行システム内での違法行為の摘発なので、的確な手順を踏めば「当局」の支援も得られ、指摘した問題も是正され、かつ円満解決する可能性もあり、内部告発の結果、金銭的報酬が得られる事例等まで出てきているので、内部告発をするなら政府相手ではなく企業相手に行った方が、お得かもしれません。


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