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リーマンショック以降で一時的に縮小していたヘッジファンド業界ですが、米国株の株高を受け、完全復活した模様です。

2006年には、1万96社あったと言われるヘッジファンドの数ですが、リーマンショック後の廃業時期を経て、再び1万社を突破しました。

2013年6月は、資金流出となりましたが、昨年同時期と比較すると資金流入となっており、確実に大きくなってきてると言えます。

平均リターンが30%というトップ運用会社の一社であるSACキャピタルが直近でインサイダー取引で立件されるといった問題も表面化してきているものの、ヘッジファンドは資産運用の上位手段の1つとして既に米国では、定着しており、業界全体は、今後も景気の影響は受けながらも中長期的に拡大していきそうです。

Report: Hedge Fund Investors Pull $8.6 Billion in June

http://www.finalternatives.com/node/24386

Barlcay HedgeTrim Tabs Hedgefund Researchによるとヘッジファンド業界への資金流入は、6月に今年に入ってから初めてマイナスとなった。

6月にヘッジファンドの投資家たちは、総資産の0.4%に相当する86億ドル(約8,600億円)を引き上げた。資金流出幅は、2012年10月の103億ドル(約1兆300億円)以来最大となり、5月に流入した188億ドル(約1兆8,800億円)から大きくな転換となった。

Barclay Hedgeの創始者であるソル・ウァックスマン氏は、現状を次のように説明した。

「6月の一時後退はあったとはいえ、昨年対比で見てみるとヘッジファンド業界は、2710億ドル(約2兆7,100億円)を運用しており、プラスとなっている。今年の最初5ヶ月では、累計3,570億ドル(約3兆5,700億円)の資金流入があったが、昨年同時期には、わずか484億円の流入しかなかった。」

合計3,369件のヘッジファンドを分析しているThe TrimTabs/BarclayHedge Hedge Fund Flow Reportによると株式のロング・オンリーのファンドは、1.4%の損失となり、ラッセル3,000インデックスの1.3%の損失をわずかながら上回った。

「株式のロング・バイアス・ファンドも0.9%の損失となり、5月の2.6%の利益から一転し、マイナスだった。2012年10月の0.4%の損失以来初の損失となった。」

ヘッジファンドのファンド(ファンドオブファンズ)は、6月に総資産の0.3%となる15億ドル(約1,500億円)の資金流出があり、5月の4億2,800万ドル(約428億円)の資金流入からの転換となった。ファンドオブファンズは、過去24ヶ月中3ヶ月しか資金流入にならなかった。

The TrimTabs/BarclayHedge Hedge Fund Flow Reportによると、7月には、ヘッジファンド業界のファンドマネージャーのS&P500に対するベア指数は、下落したが、8月の市場見通しに関しては、強気とニュートラルで割れた。

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