バイパス手術費用

心臓のバイパス手術は、通常日本で300万円、世界一高い米国だと平均値で73,420ドル(約734万円)、その他の国々でも最低1万ドル(約100万円)以上はする高額手術ですが、インドのNarayana Hospitalsは、同オペを1,583ドル(約15万8千円)から実施しています。

「高品質な医療を安価で提供」というのをモットーに現在インドで同病院を21カ拠点で運営するのは、元外科医で現在はビジネスを通じて医療改革に取り組むShetty氏(60)。

インドの場合、人口の2/3が2ドル以下の日給で生活していると言われており、治療費も約86%が完全自己負担と言われているので、このような安価で受けられる高度医療が以前から求められていました。

手術衣の値下げ交渉をしてもメーカーが応じてくれないと地元起業家に頼み込み製品化してもらい、通常の卸価格よりも6割安く入手する等、工夫をしてコストカットを実現しているようです。

コストカットの結果、米国オハイオ州クリーブランド病院では、106,385ドルする手術をインドのNarayana Hospitalsでは、1,583ドルで完了でき、10年以内には、1回のバイパツ手術が800ドルという価格設定も夢ではないとのことです。

背景としては、有能な医療系人材がインド国内でも育ってきていることや現在は、高額な精密機器の多くが今後アジア系メーカーの参入等によりさらに価格が下がると見ているそうです。

航空業界では、LCCの参入で国内旅行をする価格で海外へ気軽へ渡航できるようになりましたが、高度医療でも同じような流れが生まれてきていると言えます。

今後は、高品質で安価な医療を求めてインドやタイへ渡航するメディカルツーリズムはますます栄えていきそうですね。

また、先進国の医療業界の中でもこういった格安サービスが台東してくるのも時間の問題と言えるでしょう。

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