プリウス

トヨタ(7203)は、2013年5月決算で営業利益1兆円超えを達成しており、まさにアベノミクスによる円安効果で業績が上振れしている企業の代表株だと言えます。

2011年5月11日 売上高18兆9,939億円 営業利益4,683億円

2012年5月11日 売上高18兆5,837億円 営業利益3,556億円

2013年5月11日 売上高22兆642億円  営業利益1兆3,209億円


まさに申し分のない業績と言えますが、実際に9月25日に発表された2013年1月〜8月の製品の動きだけを見てみると

国内生産 前年同期比92.2%(2,886,988台)

国内販売 前年同期比88.6%(1,538,350台)

国内の生産及び販売は、10%近く落ち込んでいる事がわかります。

また、肝心のアベノミクスによる円安効果が見込める海外への販売ですが、こちらも前年同期比であまり伸びていなかったりします。

輸出   前年同期比96.2%(1,350,306台)

海外生産 前年同期比100.2%(3,781,529台)

グローバル生産 前年同期比96.6%(6,668,517台)(国内生産+海外生産)

このように海外への輸出も前年同期比割れしており、大きく円安に転じたものの海外へ販売している総数は、減っているというのが現状です。

このような状況があるので、トヨタの増収増益は、「ほぼ為替効果(円安効果)」であり、「製品の販売増加によるものではない」と言えそうです。

これは、中長期的な課題として気になるところではありますが、円安は今後も進む可能性が高く、トヨタも好決算が続く可能性が高いと言えます。

いままで史上空前の円高に悩まされ、企業努力で超円高でも利益体質を維持してきた事が今回の円安転換で大きな恩恵を被る事にもつながったと言えます。


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