Boueki 1 財務省が3月19日に発表した2014年2月の貿易収支の速報値によれば、2月の日本の貿易収支は、−8,003億円の貿易赤字となっています。 2013年2月の貿易収支は、-7,733億円だったので、1年前と比べて貿易赤字幅は、270億円分、拡大したことになります。   Boueki Toukei 2 貿易収支が赤字ということは、輸出している製品よりも輸入している製品の総額の方が大きいということです。 では、一体、何の輸入が増えているのかというと一番顕著に増えているのが、「液化石油ガス」です。次に「医薬品」や「航空機類」となっています。 背景には、一昨年前同時期と比べ12.4%の円安となっているため日本円での購買コストが上がったことがありますが、他にそもそもの購買量が増えていると考えられます。

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輸出の方は、「自動車」や「電算種類の部分品」が、昨年同時期と比べるとそれぞれ「-1.7%」、「-16.9%」となっています。

「円安になることで輸出が伸びる」というスローガンの通りには、少なくとも一部製品ではならなかった、ということですね。

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今回の発表は、あくまでも「速報値」なので、今後、訂正が入る可能性があります。

過去1年間の貿易収支の実績を見ても赤字状態が、続いていることがわかり、2014年2月の速報値は、1年前と比べても悪化しているという状態なので、「貿易立国」という日本の姿は、過去のものとなりつつあることがわかります。

Trade

アベノミクスが始まってから既に1年が経過しており、金融緩和により円安誘致をし、輸出の増加を見込んでいたものの、為替が安くなった分以上に輸出量が、伸びていない点が、懸念されます。

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