世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた: グローバルエリートは見た!投資銀行、コンサル、資産運用会社、プライベート・エクイティ、MBAで学んだ15の仕事の極意、そしてプライベートの真実

「自分で申し上げるのも何だが、私のキャリアの組み合わせは世界的にも極めて稀である・・・これほど幅広い希有な経歴による珍しさをアピールしたのに、書いた本がたいして面白くなかったら、これは大変なことであり、私は穴を掘って潜らなければいけないだろう。」

と「はじめに」に断りの一文が書いてあるものの、蓋を開いてみると、内容は、とても面白く、かつ使えるノウハウが集約されていて、流石グローバルエリートだな、と思える面白い内容になっています。


グローバルエリートの世界は、普通の社会人には、なかなか接点のない世界ですが、「超一流」であり続けるために必要なポイントをわかりやすく解説しているので、意識をすれば、誰でも仕事に応用していくことが、できそうです。

慶応SFC卒でインシアード(INSEAD)にてMBAを取得している著者のプロフィールは、水先案内人として申し分なく、今後もまだまだ活字化されていない世界を公開し行ってくれる事に期待したいですね。

個人的には、トップアナリストと言われる人の株式予想も半分以上は外れており、長期的には、約5割の確率でしか当たらないという部分が、印象的でした。

プロ中のプロでも半分しか当たらないのが、相場の世界でありアナリストの世界だと言えます。

それでもトップアナリストがトップであり続けられる理由は、

⑴機関投資家は、株式選定以外の部分(仕事の姿勢、日常的な配慮、人間性)を評価してくれるから(つまり、トップアナリストが持ち合わせている「営業力」)

⑵ホットなテーマを誰よりも早く勉強し、その分野の第一人者として認知される事が多いから

といった理由があるとのこと。


アナリストとして成功していくには、「外したとしても致命的に外さない(アナリスト生命に関わるような事はしない」ことや「外れても予想を続ける」といった基本を維持していく事が、大切なのかもしれません。

日本を代表する事業家となった「ユニクロ」を展開する柳井会長も「一勝九敗」という著者でいつも勝てるわけではない(むしろ勝てることは、ごく少数)けれど、大きく負けないことと、チャンレジを続けることが大切だと論じていますが、アナリストの世界にも通じる部分がありそうですね。

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