ムッソリーニとヒトラー

イタリアのムッソリーニとドイツのヒトラー

日本政府の債務GDP比率は、太平洋戦争末期レベルとなり増え続けていますが、イタリアの政府債務GDP比率も2012年に127%に達しており、不名誉ながらに世界第5位となっています(日本は不名誉な事に世界第一位)。

127%というのは、独裁者ムッソリーニが、1924年にファッシスト政権を確率した頃の水準と言われています。

政府債務GDP比率が非常に高い環境は、経済的課題が大きい脆弱な環境だと言えますが、そういった環境下では、国民生活は疲弊しがちで、疲弊感を打ち破るためにも合理的な解決よりも強力でわかりやすいリーダーシップを発揮し導いてくれる「独裁者」が求められるのかもしれません。

歴史は、螺旋のように廻ると言われており、一部学者の間では、70年周期で過去に起きた社会経済トレンドと似たトレンドが起きると言われています。

「政府債務GDP比率の肥大化」「独裁的ファシズムの台頭」等、戦前から数十年間先進国の間で本格的に表面化しなかった問題が一気に表面化しつつあり、70年前の社会経済トレンドが一部再現されつつあるのかもしれません。

既に日本では、憲法改正や国防軍の諸問題を巡り海外メディアからは、「ナショナリズムの再来」「戦前の日本軍の復活」という見方がかつてない程強まってきていたりしています。

70年周期説が正しい場合、日本やイタリアに待っているのは、「ファシズム」、そし「敗戦」となりますが、果たしてどのような未来が待っているのでしょうか。

S&Pの格付けでは、イタリア経済の評価、7月にBBB+ からBBB(BBB=「当該金融債務履行のための財務内容は適切であるが 、事業環境や経済状況の悪化によって当 該債務を履行する能力が低下する可能性がより高い。」)へ格下げとなっており、段階的に悪化していると言えます。

また、昨年イタリアのGDPは、1.9%縮小しており、2001年と比べてもイタリア経済は小さくなっていると言われており、今後のイタリア経済の成長が懸念される状況となりつつあります。

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