新装版 人生の座標軸: 「起業家」の成功方程式

グロービスの創業者である堀氏の新書「新装版 人生の座標軸:「起業家」の成功方程式」を読みました。

堀氏自身が自らの人生を通じて大成していくために必要だと感じた6つの座標軸について書いてあります。

それは、⑴個人、⑵家庭人、⑶組織人、⑷日本人、⑸アジア人、⑹地球人といった視点です。


普通に生活をしていても⑴個人や⑶組織人という視点、そして結婚をしていれば、⑶家庭人という視点は、多かれ少なかれ持っていることが多いと思います。

しかし、⑷日本人、⑸アジア人、⑹地球人という視点を日々意識しながら生活している人は、珍しいのではないでしょうか。

著者は、ダボス会議にも招聘される「日本のビジネス業界のリーダー」なので、視野が広く、そういった広い視点で物事を見ているのだな、と勉強になりますね。

また、個人的に著書で印象に残ったのは、グロービスの一号ファンドのリターンが、7倍だったという点でした。

また、二号ファンドも既に資金を全額回収済みとの事。

ちなみに一号ファンドは、5.4億円と小規模で、二号ファンドは、200億円という規模です。

このリターン実績は、VC業界の基準から見ても決して悪くないはずです。

その後、2006年に180億円で三号ファンドを、そして、現在、150億円(予定)で四号ファンドを募集中との事。

グロービス・ファンドの投資先で上場をした会社は、

●オイシックス

●ライフネット生命保険

●アイスタイル(@コスメ運営)

●グリー

等があり、事業会社系VCと共に日本の次世代の企業創りに大きく貢献していると言えます。

グロービスの場合、経営大学院の経営が本業で、ファンド事業は、日本の若手起業家や海外の投資家に日本の企業を知ってもらうための機会を提供するための事業といった印象を受けます。

リターンが得られれば良いという金儲け主義のVCとは異なり、創始者の理念がしっかり伝わってしているので、「ファンド」と言っても運営者のポリシーで随分と変わってくるものだな、と思った次第です。


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