貧困

2013年11月7日に発表された「家計の金融行動に関する世論調査」によれば、金融資産のない世帯比率が、31%となり、過去最高となっています。

この調査は、20歳以上で2人以上の世帯8,000世帯を対象に2013年6月14日〜7月23日にかけて実施されており、内、回答した3,897世帯の結果となっています。

2012年の段階では、金融資産のない世帯比率は、26%だったので5%上昇した事になります。また、1963年以来過去最高の比率となっています。


ここでの「金融資産」とは、事業のために担保に入れている金融資産や土地・住宅・貴金属や日常的な出し入れや引き出しに使用している預貯金は除くものとしています。

「金融資産無し」と回答している世帯の中には、年間収入1,200万円以上の世帯が9.9%混ざっていたりもするので、中には、「意図的に回答していない世帯」も少なからず含まれていると察しますが、それでも毎年同じ条件で調査をしている中で過去最高水準となっているのは、気になるところです。

アベノミクスによる金融緩和政策は、労働者の賃金上昇があって始めて本格的な消費につながると言われていますが、実施から約1年弱の結果としては、「お金のない世帯が増えている」という厳しい側面が見えてきます。


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