サンフランシスコ

サーチナという中国株を中心に経済関連の情報を提供しているポータルがあります。

中国株や中国経済ニュースを求めている人であれば、アクセスした事があるかもしれない有名なジャンル特化形のバーティカル系サイトです。

サーチナは、中国の経済ニュースや株価情報を中国の企業と提携して日本に持ってきている「情報の輸入業」をやっているメディア企業と言えます。

現在は、国境を超えて投資活動を行えるようになってきているので、海外への投資も海外からの投資の敷居も低くなってきており、こういった情報を提供するメディアの重要性が高まっています。

また、こういったクロスカルチャーメディアは、まだ少ないので、需要に対して供給が追いついていない分野だとも言えます。

例えば、「海外 → 日本」という流れで言えば、「アメリカ → 日本」や「イギリス → 日本」といった形で国別のメディアが考えられます。

また、よりマイナーな新興国となるとほとんど情報提供をしているメディアがない状態だったりします。


世界各国には、在留邦人向けの日系メディアがありますが、紙主体が大半となっており、紙では強くてもインターネットメディアとしては、あまり強くなかったりします。

また、逆の流れで「日本 → 海外」という流れでも同様のメディア構築が考えられます。

日本の事を紹介する代表的なポータル的なメディアは、英語では、いくつか存るもののそれ以外の言語では、まだ未成熟だったりします。

という事でインターネットのメディアとしてクロスカルチャーメディアは、需要供給にギャップがあるというお話でした。

では、「果たして事業として成立するのか?」というところですが、参考までにサーチナの企業業績をレビューしてみたいと思います。

2004年3月末  利益剰余金1,304万円

2005年3月末  利益剰余金4,749万円(純利益3,445万円)

2006年3月末  利益剰余金8,200万円(純利益3,451万円)

2007年3月末  利益剰余金1億2,334万円(純利益4,134万円)

2008年3月末  利益剰余金2億8万円(純利益7,674万円)

→2008年7月時月間UU104万人、PV4,000万

2009年3月末  利益剰余金2億4,526万円(純利益4,518万円)

2010年3月末  利益剰余金2億4,447万円(純利益-79万円)

→2010年2月にSBIが買収

2011年3月末  利益剰余金2億8,559万円(純利益4,112万円)

→2011年7月UU774万人、PV1億3,015万

2012年3月末  利益剰余金3億4,554万円(純利益5,995万円)

→2012年9月UU1,109万人突破

2013年3月末  利益剰余金4億5,478万円(純利益1億924万円)

と順調に利益を出している事がわかります。

収益の柱は、⑴有料会員(主に法人?)向けの中国株投資情報サービス、⑵ポータルサイト、⑶リサーチ事業となっています。

⑴は、2009年暮れから本格展開している模様なので、⑴は、2010年以降の利益貢献しているものの、利益の中核となっているのは、⑵ポータルからの収益というのが軸でそれを補填する形で⑶があるのではないかと考えられます。

インターネットのメディア企業は、サーチナに関わらず、クックパッド等、好業績な会社ばかりなので、需給ギャップがあり続ける限り、この状況はしばらく続きそうです。

という事で収益性もありそうなので、今後、サーチナのようなクロスカルチャーメディアがもっと出てくる可能性は高いと言えそうです。


■関連記事

クックパッド(2193)はウォーレン・バフェットの銘柄選定基準を満たしている日本企業?

クックパッド(2193)の10年後の株価をシミュレーションしてみた。