マカオ現金持ち込み制限を検討

世界一のカジノ国家マカオは、現金持込みに伴う申告制度の導入を検討し始めました。現時点では、まだ制度導入の時期や持ち込み現金の詳細は未定ですが、今後、段階的にマネーローンダリング防止の観点から詳細を詰めていくようです。

2012年には、3.8兆(38億ドル)の収益を上げたマカオのカジノビジネスは、中国本土からの中国人観光客によって支えられています。

現在もマカオ側には、持ち込み現金総額に規制はないものの中国本土側で1人当たり出国時の持ち出し制限が、2万元(約32万3千円)となっており、現地のATMマシンの現金出金制限も1日1万元(16万1千500円)となっています。

既に一定の規制がある状態でカジノ産業は発展してきたと言えるので、新たな申告制が導入されたとしても大きな影響はなさそうです。

現在、世界的にマネーローンダリング防止が促進されていますが、この流れに便乗して犯罪収益に関わらずすべてのお金の流れの「見える化」が進んでいると言えます。


最終的には、すべてのお金の流れが「見える化」されていて履歴を追えた方が国や税務当局や企業にとって管理しやすく、持ち主にとっても都合が良いことも多かったりするので、そういう流れが加速しているというわけです。

「見える化」が進むと便利な側面もありますが、一方で監視される範囲が大きくなるということでもあるので、「個人の自由」という観点からは、不便だったり不都合だったり気持ち悪かったりすることもあったりします。


そもそも「個人の自由」の根幹にある「プライバシー」という考えは、哲学的に「監視されていない状態」であるとも言えるので、「見える化」が進むことで哲学的な意味での「プライバシー」は、どんどん無くなっていきそうですね。

しかし、世界的な流れでとして「見える化を進めたい」という思惑が存る以上、大きく抵抗しても仕方なかったりもします。また、下手に抵抗をして「テロリスト」扱いをされて「不自由」が増してしまっては、本末転倒です。

なので、「見える化」の流れは、尊重しながら「プライバシー」は、守れる範囲で守っていくというので良いかなと私は思う方です。