マルタ

マルタは、総人口42万人のシチリア島の80km南にあるヨーロッパ地中海の島国ですが、マルタの国籍を一定額を投資した人に与える投資移民プログラムを始めました。

マルタは、小国ですが、マルタのパスポートを入手できれば、EU圏内及びスイス、ノルウェイ、アイスランド、リヒテンシュタインでも就労及び居住ができるのが最大の魅力的だと言えます。

また、マルタのパスポートは、160カ国以上の国へビザフリーで渡航できる優秀なパスポートです。


ちなみに日本のパスポートは、170カ国にビザフリーで渡航でき、世界で4番目にビザフリーで旅行できるパスポートなので、それを上回る事はないものの、アジアの金融ハブと言われる香港のパスポートで152カ国なので、マルタのパスポートは、便利な部類に入ると言えそうです。

投資移民プログラムの正式な名称は、「マルタ個人投資家プログラム(Malta Individual Investor Programme)」です。

マルタ

■マルタ個人投資家プログラム(Malta Individual Investor Programme)応募条件

投資移民プログラムは、誰でも応募できるわけではなく、一定の投資資金が必要となります。

具体的には、応募者自身が、⑴を満たす必要があり、その家族は、⑵か⑶を満たす必要が出てきます。

⑴マルタの開発ファンドに65万ユーロを支払える事(内1万ユーロは、返金不可のデポジットとして応募時に入金する必要有)

⑵夫妻や18歳以下の子供は、一人追加で2.5万ユーロの手数料を支払える事

⑶55歳以上の親や18〜25歳の成人した子供の場合、一人追加5万ユーロの手数料を支払える事

投資移民プログラムは、既にオーストラリアや香港やカナダ等で導入されており、成功を収めてきたので、そこに目をつけ、我もがと参入を決意したのが、マルタ政府だと言えます。

ちなみにオーストラリアで投資移民を目指す場合、500万オーストラリアドル(約4.66億円)をファンドや不動産に投資をすれば、「永住権」が与えられます。

マルタの場合は、65万ユーロで「永住権」ではなく最初から「国籍」が取得できるので、パスポート取得希望者にとっては、先進国プレミアはなくても「安く割りに質が良い」という感じられる内容に設計されていると考えられます。

国籍は、そもそも売買対象にすべきでないという考え方が、日本や儒教国家では、一般的ですが、富裕層が自国に住んでくれれば、その分、消費や企業活動で課金でき、税収を伸ばせ、結果的に国民生活が潤うというメリットが見込めます。

例えば、マルタのGDPは、8.75億ドル(約875億円)なので、投資移民プログラムに政府が想定する通り40人応募者があった場合、40人×65万ユーロ=2,600万ユーロ(約34.5億円)となり、年間GDPの約4%となるので、インパクトのある経済効果が見込めるというわけです。

日本でもオーストラリアのように「永住権」という形で資産家向けの投資移民プログラムをつくれば、日本好きな富裕層は、世界中にたくさんいるので、1つの新しい税収源に十分なり得る可能性を秘めています。


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