海外銀行口座開設に:ノルウェイDNB銀行

銀行預金は、「絶対に安全」と信じている人はたくさんいますが、世の中に「絶対」という事はないので、銀行預金に関しても一定のリスク分散を実践していくことは、賢明な行為だと言えます。

そして、リスク分散をする際には、法体系や金融の仕組みが異なる海外で銀行口座を開設することで国際的なリスク分散ができたりします。

もちろん、海外で銀行口座を開設するとなると財務内容が安定した国の中から健全な銀行を選ぶ必要があります。また、そもそも外国人の口座開設を受け付けている必要があります。

こういった条件を満たす海外銀行口座の開設先として日本から近いという事もあり、香港のHSBCやシンガポールの銀行(OCBC、DBS、UOB等)の人気が増していますが、ここでは、あまり知られていないノルウェイというアジア以外の候補先をご紹介したいと思います。


ノルウェイは、政府のネット債務がゼロで経常収支もプラスで推移している財務が健全な国だと言えます。

また、ノルウェイ居住者の税金は非常に高いことで知られていますが、金融機関の国際送金は自由に行え、預金保護もしっかり行われています。

総合的に預金先として安全な国だと言えますが、ノルウェーの中でもオススメな金融機関は、DNB銀行です。

DNB銀行は、ノルウェイ最大の銀行でノルウェイ政府が大株主です。

一般的に銀行は、預金1,000万円に対して現金を100万円も保有していれば良いとされていますが、ヨーロッパには、預金1,000万円に対して現金が50万円もない自己資本比率のかなり低い金融機関もたくさんあります。

そんな中、DNB銀行は、16.6兆円顧客による預入金に対して8兆円の現金を保有しており、1,000万円の預金に対して500万円は現金で保有しているという状態なので、預金者としては、取り付けのリスクをほとんど意識せずに安心して資金を預けられるというわけです。

また、日本のペイオフと同じノルウェー政府による預金保証が、33万ドル(約3,300万円)まであります。ノルウェイ政府の財務状況も健全なので、預金保証がいざという時には確実に遂行されると考えられこちらも安心ですね。

一定の資産があり、日本国内やアジア以外の区域で預金口座の分散を検討している人にとっては、DNB銀行は、良い出口かもしれないですね。

幸いノルウェイに行かずとも日本人であればメールと申請書の郵送で口座開設はできますが、最低預金として13万ドル(約1,300万円)が求められます。

また、DNB銀行でも既存の取引銀行からのリファレンスレターと公証人認定済みのパスポートコピーの提出が必要ですが、これらは、海外で銀行口座を開く際には基本的には必須な書類なので珍しい事はないですね。