毎月何もしないで28万円もらえる国

出典:Dick Olbertz/Flickr

何もしないでも成人であれば、特に何もしないでも月給27.3万円がもらえる国というと魅力的ですが、スイスが近い将来そのような国になるかもしれません。

成人であれば、誰でも一律に生活するに足る生活費を国が支給してくれる「ベーシック・インカム」という概念がありますが、スイスでは、その導入に向けて国民投票を実施する事が決まりました。


多くの国では、「生活保護」や「失業手当」等を通じて低所得者層を中心に支援していますが、それに伴う管理コストも膨大だったりします。

それならば、国民1人当たりに毎月十分生活していけるだけのお金を最初に与えて行こう(そして、その分、不要な管理コストを削減していこう)、というのが、ベーシック・インカムの考え方です。

詳しい日程は、今後、スイス政府から発表がある見込みです。

スイスの民主主義は、直接民主主義となっていて、重要な内容に関しては、国民も直接参加できるような仕組みになっています。

具体的には、10万人以上の署名を集める事ができれば、こういった議題を国民投票にかける事ができ、投票結果によっては、新しい法律を可決する事が可能となっています。

今回の協議では、2,500スイスフラン(約27.3万円)をベーシック・インカムで受給するか否かというのが、ポイントとなっています。

スイスは、物価が高い事で知られていますが、2,500スイスフランの支給額が毎月あれば、余裕を持って生活ができるようです。

生活の不安がなくなれば、その分、精神的余裕が生まれるので、仕事をさらにして稼ぎたい人は、そうしていき、一方で趣味や得意分野を極めたい人は、そういった方面に力を割くという事が可能です。

現代資本主義社会では、多くの人が、基本的に「毎月の生活費のために働いている」という現実があるので、「働かなくても生活費がもらえる」という現実が訪れてしまったら、やる事に困る人も出てくるかもしれません。

壮大な実験とも言える今回の投票の行方が、気になるところですね。


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