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SHARP

シャープ株式会社(6753、東証一部)が4月〜6月の第一四半期で30億円の黒字を確保しました。ただ、楽観視はできなそうです。

黒字確保自体は前年同期が941億円の赤字であったことを考えると大きな前進ではありますが、2013年6月末の自己資本比率は、6%と相当厳しい状況が続いています。

「営業黒字30億円」という額は日本の大半の会社にとっては、そこそこの規模感となる営業利益額だと言えますが、シャープのような巨大大手企業にとっては、4月〜6月の6,079億円の売上高に対して営業黒字が30億円という事ですから割合としては、「わずか」0.49%の営業率となっており、「ギリギリ」確保できた黒字だと言えます。

また、一歩引いて見てみると過去5年間でシャープの業績は、波はあるとはいえ、売上高も営業利益も下降トレンドにあります。

(百万円)                   2008年3月     2009年3月     2010年3月     2011年3月     2012年3月

売上高
国内売上高
海外売上高
3,417,736
1,590,747
1,826,989
2,847,227
1,302,261
1,544,966
2,755,948
1,429,057
1,326,891
3,021,973
1,592,909
1,429,064
2,455,850
1,181,168
1,274,682
営業利益 183,692 △55,481 51,903 78,896 △37,552
経常利益 168,399 △82,431 30,995 59,124 △65,437
当期純利益 101,922 △125,815 4,397 19,401 △376,076
純資産 1,241,868 1,048,447 1,065,860 1,048,645 645,120
総資産 3,073,207 2,688,721 2,836,255 2,885,678 2,614,135
自己資本比率(%) 40.1 38.6 36.8 35.6 23.9

国内は減少していても海外が好調という日系大手製造業は多いですが、シャープの場合、海外の方でも売上高は縮小しており、全体的に「衰退している」と言えます。

過去5年間衰退してきた実績があるので、「今後も衰退していく可能性が高い」と一般論として言えますね。

旧経営陣の異様な内部対立も報じられていましたが、それもまた組織の「衰退ぶり」を裏付けていると言えるかもしえません。

また、株価の方も2000年には、1,500円以上あった株価が500円弱と1/3へとなっています。10年間かけて価値が1/3になってしまったので、株価を見ても「会社の価値が(物凄く)落ちている」と大勢の人が判断したという事ですね。

チャート画像

このようにかなり厳しい状況ではありますが、「シャープブランド」は、国内外で生きており、海外でも好印象だったりするので、仮にオーナーシップが変わったりしても「シャープブランド」には、再度、輝きを取り戻して欲しいですね。

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