リチャード・ブランソン

ヴァージン・グループの創始者として有名なリチャード・ブランソンですが、タックスヘイブンとして有名なBVI(イギリス領ヴァージン諸島)にあるネッカー島に7年前に移住した事は、「節税目的ではない」と自身のブログで述べています。

「過去40年間、私は、イギリスに住みながら多くの会社を立上げ、さまざまな業界で消費者にたくさんの選択肢を提供してきました。私たちが創った会社は、何万もの雇用を生み出し、税金もたくさん支払ってきました。」

I spent 40 years working day and night in Great Britain building companies and creating competition and choice for consumers across a whole range of industries. The companies we created from scratch have created tens of thousands of jobs and paid hundreds of millions in tax (and will continue to do so).

「私は、自分自身の生涯のキャリアで多くの富を得る事ができ、とても幸運だと思っています。それは、一生の内使い切れない程であり、税金が理由で住みたくないところに住む必要のない程のものだと言えます。」

I have been very fortunate to accumulate so much wealth in my career, more than I need in my lifetime and would not live somewhere I don’t want to for tax reasons.

実際、ヴァージン・グループは、世界50カ国で事業展開をしている巨大な企業グループでリチャード・ブランソンの手は、随分前に離れていると言えます。


ヴァージン・グループの会社1社1社には、専属の社長がいるので、創始者であるリチャード・ブランソンが、どこに住んでいるのかというのは、もはやグループの業績(=リチャー・ブランソンの個人資産の多く)には、あまり影響は、ないはずです。

ただ、昨今のタックスヘイブンへの圧力等もあるので、「タックスヘイブンに住んでいる」という事を批判的に見る輩もいるという事だと思われます。

ヴァージン・グループは、イギリスを代表する企業グループの1社ですが、その創始者が現場は、任せて思い切って家族と共にタックスヘイブンに住む決意をするというのは、面白いですね。

日本にも一代で存在感のある企業グループを立ち上げた起業家は昔も今もいますが、タックスヘイブンや孤島に移住した起業家は、少なく、日本が活動及び居住の拠点となっていると言えます。

タックスヘイブンでは、日本語が通じないという事や日本の方が、きめ細やかなサービスレベルを享受できるというのが理由なのかもしれません。


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