gopro

出典:sec.gov

ゴープロが、米国時間の6月26日(木)からGPROというシンボルで取引を開始します。

サーフィン等の激しいスポーツをしながらでも頭に着用することで高画質動画を取れるカメラを販売するゴープロは、消費者に人気のブランドです。

一方で、直近の業績を見ていると同社は、既に成長しきってしまったのではないか、という懸念点が、うまれてきます。

というのも

2011年 売上高2.34億ドル 粗利1.12億ドル 調整済みEBITDA 0.52億ドル

2012年 売上高5.26億ドル 粗利2.27億ドル 調整済みEBITDA 0.75億ドル

2013年 売上高9.86億ドル 粗利3.62億ドル 調整済みEBITDA 1.33億ドル

と順調に伸びてきていますが、肝心の直近の業績が停滞気味となっています。

2013年1月〜3月末 売上高2.55億ドル 調整済みEBITDA 0.41億ドル

2014年1月〜3月末 売上高2.36億ドル 調整済みEBITDA 0.29億ドル

gopro出典:sec.gov

今年の1月〜3月の3ヶ月間の売上高及び調整済みEBITDAは、昨年度の水準を下回っていることがわかります。

2011年から2013年までの間に売上高は、約4倍以上伸びていますが、その躍進振りは、もしかすると終わりに近づいているのかもしれません。

少なくとも過去3年間の勢いが、今年の1月〜3月末には、見られなかったのは、確かな事です。

また、2011年〜2013年の業績も売上高の成長は、目を見張るものがありますが、粗利率を見てみると2011年に約48%だったのが、2012年には、43%に低下し、2013年には、約37%まで低下しており、粗利率の低下が目立ちます。

このようにゴープロの財務から見えてくるのは、

●売上高の成長が鈍化している状態(今後、ずっと停滞するのか盛り返していくのかは、わからないものの、少なくとも過去3年間の勢いが一時的に失われている状態)

●商品の粗利率が着実に悪化している状態

といった懸念点です。

一方で、ゴープロのブランド力は、凄まじく、世界中に熱心なファンを大勢抱えているので、こういった懸念等を吹き飛ばすくらいの勢いで取引されていくことになるかもしれません。

ゴープロは、カメラの分野で誰もが思いつきそうで思いつかなかった、動画の高画質撮影という一種の「革命」を実現させた会社なので、今回の成長ペースの鈍化にも突破口を見出して、是非、第二の成長曲線を描いて欲しいですね。

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