米国第二四半期GDP発表

米国の第二四半期GDPの成長率は、1.7%という発表がありました。これは、GDPの計算方法の改訂後の「新基準」での数値となります。市場予想1.0%を上回った形となります。

一方で第一四半期GDPは、「旧基準」1.8%から「新基準」で算出し直した1.1%へ下方修正となりました。

米国GDPの計算方法は、今回、1929年にまで遡って変更されました。「旧基準」と「新基準」のGDP成長率は、次の通りでした:

■1929年〜2012年は、「旧基準」3.2%から「新基準」3.3%と【0.1%】の上方修正となりました。

■2002年〜2012年は、「旧基準」1.6%から「新基準」1.8%と【0.2%】の上方修正となりました。

■2010年は、「旧基準」2.4%から「新基準」2.5%と【0.1%】上方修正となりました。

■2011年は、1.8%で変更無しでした。

■2012年は、「旧基準」2.2%から「新基準」2.8%へ【0.6%】上方修正となりました。

■2013年第一四半期は、「旧基準」1.8%から「新基準」1.1%へ【0.7%】の下方修正となりました。

これを見てみると新しい計算方法と古い計算方法の誤差は、2013年第一四半期のみ例外的に大きかったものの、0.1〜0.6%の間に留まっていることがわかります。

仮に今回の1.7%という「新基準」での発表を「旧基準」に戻したとしても(第二四半期に関しては正式な「旧基準」が公表されていないのであくまでも推測値ですが)第二四半期は、1.1%〜1.6%で着地していたと考えられます。

自力回復に必要とされる2%には未だ及びませんが、大掛かりな人工措置を施してきた結果、そこに近づいているとは言えます。

米国経済分析局は、今回の数値は、未だ正式な公式値ではなく「速報」という形に留めており、より最終値に近い(でもまだ最終値ではない)「第二速報」を2013年8月29日に発表するものとしています。

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