magnifying-glass-76520_640

グーグルが、IPOをしてからちょうど10周年目となりますが、2003年にグーグル株をIPO価格の1株85ドルで1万ドル(約103.7万円)分買っていれば、現在は、139,458ドル(約1,446.6万円)になっていました。

年率換算をしても毎年約30%のリターンで、いわゆる10倍以上になった「テンバガー」という銘柄だったということになります。

グーグルは、株式投資という観点から見れば、「絶対に買って持ち続けておくべきIPO銘柄」だったと言えます。

そんなグーグル株を買い損ねたアメリカのアテイン・キャピタルのパートナーであるジェフ・マレック氏が、2003年にグーグル株を買わなかった理由を振り返って解説しているので、紹介したいと思います。

アテイン・キャピタルは、2002年に設立され、現在、64億ドルの顧客資産を運用しているアメリカのファンドで、過去6回の市場混乱時(9.11、インターネットバブル、信用危機等)の際には、市場平均が、-26%となっている期間に+14%の実績を挙げていたとのことです。

そんなファンドを運営する「プロ」としては、しっかりグーグル株は、ポートフォリオに加えておきたかったところですが、買い損ねてしまった理由としては、次の点を挙げています:

  • 85ドルは、高過ぎた
  • 1999年のIPO時と同じミスを犯すつもりはなかった
  • 時価が、200億ドルだった!高過ぎた!
  • 株価が、下落した後に購入するつもりだった
  • 記事で「ここ数年で最もホットなIPO」と紹介されていたので、不安に思った
  • 他にもMSNサーチ、アルタビスタ、ルックスマート、ヤフー等競合が多かった
  • マイクロソフトが、参入して利益率が低下する可能性もあった
  • 「短期的な利益をいくつか見過ごしてでも世界にとって良い事をしていく会社でありたい」という企業理念を持っていた

どれも「最もな理由」だと言えます。

特に「最もホットなIPO」と紹介されてその後の業績が、パッとしない会社は、日米にたくさんあるので、こういった点を意識しているのは、勉強になりますね。

しかし、振り返ってみるとマレック氏も認めているようにグーグル株は、「買うべき銘柄」だったので、「最もらしい理由」であっても「気にしないで買う」というのが、正解だったと言えます。

このように投資の「プロ」であってもすべてのチャンスをモノにしていくのが、いかに難しいことなのかが、よくわかります。

グーグルは、IPOから10年で10倍以上になりましたが、こういった企業は、これからも出てくるので、そういったチャンスは、なるべくモノにしていきたいですね。
スポンサードリンク