出典:kahnbrothers.com

108歳になるバリュー投資家でカーン・ブラザーズの経営者でもあるアーヴィン・カーン氏が、英テレグラフ紙の独占インタビューに対応をしています。

カーン氏は、1929年の大恐慌前に市場が、説明出来ない程高くなったのを見てマグマ・クーパーという採掘企業をお金を借りて空売りしたところ資金を2倍にすることに成功したと語っています。

最初は、リスクの高い空売りで勝利をおさめたカーン氏ですが、その後は、投資手法を変え、株式市場に過小評価されている企業を見つけて持ち続けるという方法に切り替えたそうです。

そのきっかけは、バリュー投資家としてよく知られているベンジャミン・グラハム氏との出会いだったと語っており、グラハム氏からは、企業の本質的な価値を見極め、それよりも株価が安い価格である場合のみ購入するのが、大切だということを学んだと語っています。

そんなカーン氏のインタビューで中での印象的な部分をメモしてみると次のようになります:

●「大恐慌の時は、物凄いディスカウント価格で取引されている株式を見つけることが出来た。

●「投資家が、忘れてはならないのは、まずは、資本を維持するということ。それが出来たら、第二の仕事である資本のリターンを追求するということ。」

●「息子と私は、今日の市場では、ほんのわずかしかバリュー株を見つけられない。これは、普通は、投機が広まっているというサインだ。」

●「私は、数十年単位で投資をしている。短期的な利益を探すのは、その中では、役に立たない。」

●個人投資家は、ラジオやテレビやインターネットでの情報を遮断することを勧めたい。役に立たないからだ。みんな「低く買って、高く売る」と言うが、群衆を追っていては、それは出来ない。」

そんなに珍しい事は言っていないという印象ですが、それでも「108歳」であるカーン氏の口から発信されると重みが出てきます。

カーン氏は、プロのアクティブ・マネージャーとしては、世界最長老だそうです。

現在は、カーン氏が、会長となり、息子が、意思決定者となり、孫が、アナリストとして親族3人でカーン・ブラザーズを運営しているとのこと。

「息子」といってもおそらく70代で、「孫」といってもおそらく40代ですが、超少数経営(でも、運用資産は、10億ドル以上(約1,039億円))の親族経営の事例としても面白いと思いました。

 
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