Marc Faber

出典:Gloomboomdoom.com

欧米の金融コメンテーターとしてよく知られるマーク・ファーバーが、2014年の株式市場に関して3つの予想をCNBCとヤフー・ファイナンスの番組「Talking Numbers」のインタビューで公開しています。

マーク・ファーバーは、「ザ・グルーム・ボーム・アンド・ドゥーム・レポート」(The Gloom, Boom & Doom Report)という金融関連のレポートの発行人であり、市場に対して悲観的な見通しをする事でよく知られています。

2013年は、株式市場が活況で、最高値更新も見られましたが、マーク・ファーバーは、現状の活況は、2014年まで続かないだろう、と発言しています。

以下、来年の相場に関するマーク・ファーバーの大胆な予測です:

⑴市場は、現水準から下降する

・現時点の米国株式市場は、海外の市場と比べて高い。特にヨーロッパと新興国と比べると高い。

・次の7年〜10年、大きなリターンは、米国の株式市場からは、見込めないだろう。


⑵2014年にオススメの空売り銘柄は、フェイスブック(Facebook)、テスラー(Tesla)、ツイッター(Twitter)、ネットフリックス(Netflix)、ヴィーヴァ・システムズ(Veeva Systems)

・現在の株式市場は、すべての銘柄が高いというわけではなく、一部銘柄が高いという状態で2000年のバブル相場のよう。

・当時は、ナスダックは、高かったものの資源株や「オールド・エコノミー」の会社は、比較的安かったり、絶対的に安かった。

・現在の市場では、フェイスブックやテスラーやネットフリックスやヴィーヴァ・システムズは、非常に高くなっているので、空売りをすれば、来年、最低30%の利益を確定できるはず。

⑶2014年にオススメの投資先は、金(ゴールド)、金関連株式、ベトナム株

・先進国のクレジットの総量は、2007年の金融危機前の時期と比べても30%増えている状態。

・金(現物)は、良い保険となりうる。

・金関連の株式は、とても安い状態。金の株式が、来年30%以上上昇しても驚かない。

・今年ベトナムの株式市場は、約22%上昇し、新興国銘柄としては、悪くない結果だったが、今後も上昇を続けていくだろう。

 

果たしてマーク・ファーバーの2014年度の予測が当たったかどうかは、2014年末に振り返ってみたいと思います。

しかし、世界最大の債券運用会社であるピムコが、2012年末に発表していた2013年度の見通しが、2013年末に振り返ってみるとほとんど外れていた事からもプロであっても1年先を適切に読むというのは、難しいことがわかります。

他方で、2012年6月に出版された「脱デフレで日経平均2万円がやってくる」(吉田憲一郎監修)という本が、2013年の動向を適切に捉えていたという事例もあったりするので、少ないとはいえ、「当たるプロ」がいるというのも事実です。

市場は常に動いているので、「当たるプロ」であっても今後、安定的に未来を捉えられるかは未知数となりますが、それでも勝率の高い人の意見は、役に立つ可能性が高いので、参考意見として聞いておいた方がお得かもしれません。


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