■非農業部門雇用者数の推移

米国雇用統計推移

■トレンドラインとの乖離率

乖離率

2013年9月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数で14万8,000人増加となりました。

専門家の予想である18万人を下回ったものの、雇用は、順調に増えている事がわかります。

しかし、一歩引いてみて過去50年間の米雇用統計の推移及びトレンドラインとの乖離率を見てみると次のような現実が見えてきます:

⑴2001年まで約40年間続いていた米雇用統計のトレンドラインを2013年現時点では、まだ回復できていない

⑵いままでは、トレンドラインを割っても3年〜7年で回復していたが、2001年に底割れしてからは、既に12年経過しており、かつてないほど時間がかかっている

⑶トレンドラインとの乖離率は、2008年のリーマンショック以降急激に悪化し、10%前後の過去最大級の乖離率が続いている


という事で米雇用統計が、回復傾向にあるのは、良いニュースですが、過去の大きなトレンドを見ていくとトレンドラインとの乖離は、まだ大きく期待されているペースで雇用が生まれていない事がわかります。

この間に米国の人口の方は、右肩上がりで上がっているので、本来であれば、雇用統計の方も右肩上がりで上がっているのが理想的だと言え、現状が決して楽観視できる状況ではない事がわかります。


Source: tradingeconomics.com



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