Berkshire Hathaway

ウォーレン・バフェットが、経営するバークシャー・ハサウェイが、2014年度のアニュアルレポートで会社を買収する時の6つのルールを公開しています。

常にたくさんの企業買収のオファーがあるため、これら6つのルールに満たない案件は、対象外としているそうです。

⑴規模が大きいこと(税引前利益で7,500万ドル)。

⑵常に継続して利益を出してきていること(「将来性」を見込んだ案件や「企業再生」の案件には、興味がないとのこと)。

⑶ROEが高く、借入は、少ないか全くないこと。


⑷経営陣がしっかりしていること(バークシャーから経営陣を送り込むことはない)。

⑸ビジネスモデルがわかりやすいこと(テクノロジーの比率が高いと内容がわからない)。

⑹価格が提示されていること(価格が提示されていない中で話をしても双方の時間の無駄になるため)。

案件としては、50〜200億ドル(約5,000億円〜2兆円)の案件を模索しており、「大きい案件ほど関心がある」とのことです。

また、「企業買収」といっても「敵対的買収」には、興味がなく、オークションへの参加にも興味がないとのことです。

これらの条件を充たしていれば、5分間で関心があるかどうかを即答できるとのことです。

借入がほとんどなく、利益が毎年安定して生み出されて、経営陣もしっかりしている会社となると誰が見ても「超優良」な会社だと言えますが、この基準を充たす会社となると日本の大手上場企業にもかなり少ないはずです。

そういった「超優良」な会社だけに的を絞って買収してきたからこそ今のバークシャー・ハサウェイの今があるということがわかります。

現在、バークシャー・ハサウェイは、世界で最も時価総額が高い会社上位10社に入っていますが、「◯◯業」といった業種に特化せずに企業への投資でここまで成長した会社は、バークシャーのみです。

とてもわかりやすい基準に仕上がっていますが、過去の失敗等も経て辿り着いた着地点であり、バークシャーのエッセンスが詰め込まれているとも言える貴重な内容ですね。



■関連記事

「質の低い経営陣のいる会社は、安くても買わない」というのが、ウォーレン・バフェットの方針

ウォーレン・バフェットが銘柄を選ぶ9つの基準