Happiness

出典:Wikimedia-Commons

世の中には、いろいろな研究テーマがありますが、「幸せの研究」というのは、もっと研究されても良い面白いテーマだと言えます。

というのも誰もが究極的には、「幸せになりたい」という想いから会社を選んだり、恋人や配偶者を選んだり、新しい住まいを選んだりしているからです。

では、どうすれば幸せになれるのか、という事について日々、研究しているブロガー、エリック・バーカー(Eric Barker)氏のコラムが面白かったので、メモしてみました。

6 Secrets From the Happiest People on Earth

http://www.businessinsider.com/6-secrets-you-can-learn-from-the-happiest-people-on-earth-2013-12

ちなみにこのバーカー氏は、ブログのドメイン も www.bakadesuyo.com (バーカーですよ:馬鹿ですよ)もユーモラスなものとなっている(おそらく)親日的なアメリカ人です。

(以下、メモ)

●幸せの法則⑴やっぱり人間関係が一番大切。

・1,600名のハーバード大学の学生を研究したところ「ソーシャル・サポート(周囲のサポート)」が、幸せの最大要因となっており、「GPA(成績)」「家族の収入」「SATスコア(米国の全国模試試験)」「年齢」「性別」「人種」を凌いだ。

・「ソーシャル・サポート」と「幸せ」の相関関係は、「0.7」と飛躍的に高い(通常の心理学の研究ウでは、「0.3」でもかなり強い相関関係だと判断される)。

・つまり、ソーシャル・サポートが多いほど、幸福度は、上がる、という事。

・幸せになるために1つやるべき事があるとすれば、友達と時間を過ごす事。

●幸せの法則⑵自分が得意な事、才能のある事をもっとやってみる。

・「ザ・ハピネス・アドバンテージ」という著書によれば、577人のボランティアに自分の得意な事を日々、新しい形で実施してみるという実験を行った結果、ボランティアグループの方がコントロールグループよりも幸せでかつより憂鬱でない事が判明した。

・自分が得意な事をやろう。


●幸せの法則⑶嫌な仕事を辞める。続けない。

・コーネル大学のカール・ピレマー(Karl Pillemer)が、「30 Lessons for Living:  Tried and True Advice from the Wisest Americans」(「人生を幸せに生きる30の秘密:最も賢いアメリカ人の本音アドバイス」)にて70歳〜100歳の人1,500人をインタビューした結果、若い人たちに伝えたい結婚や子供や幸せに関するアドバイスで最もよく出てきたのは、「嫌な仕事を続けるない事」。

・嫌いな仕事を続けるのは、大きなミス、という事に関しては、インタビュー対象者の多くは、断固な口調で強調したとの事。

・人生の賢者である老人のアドバイスを受けるのであれば、嫌いな仕事は辞めるべき!

●幸せの法則⑷自分を幸せにしてくれる作業や人をスケジュールに埋め込む。

・スタンフォード大学のジェニファー・エーカー(Jennifer Aaker)によれば、多くの人は、「こういう風に時間を過ごしたい」という欲求とは違う時間の過ごし方をしているとの事。

・どのようなプロジェクトや仕事が自分にとって良いか多くの人はわかっているにも関わらず、そういったプロジェクトに時間を割いていないのが多くの人の現実。

・自分がやりたい事や会って時間を過ごしたい人が決まったらカレンダーにスケジュールしていくのが大切。

・カレンダーに挿入するとそのアクティビティーをこなしやすくなる。

・なので、あなたが幸せになる事を考えてみて、カレンダーに入れスケジュール化しよう。

●幸せの法則⑸幸せは大切だけど、すべてではない。生き甲斐も大切。

・東北大学が40〜79歳の4万3,000人の生き甲斐と健康に関する7年間の研究を行った結果、生き甲斐がある人は、そうでない人に比べて7年後に生存している可能性が高いという事がわかった。

・生き甲斐のある人の95%は、7年後も生存しており、生き甲斐のない人の同期間の生存率は、83%だった。

・アイスクリームを食べることの「幸せ」も大切だが、子育てから得られる「生き甲斐」も大切

●幸せの法則⑹ボランティア等を通じて与える事を実践してみる。ただ、自らを犠牲にする必要はない。

・「ギブ&テイク:成功への革命的なアプローチ」(「Give and Take:  A Revolutionary Approach to Success」)によれば、仕事で見返りを求めないで与え続けた場合、仕事と家庭間で問題が起きる可能性が高く、多忙でストレスを感じやすくなる傾向があるとの事。

・結婚生活でも自分のニーズとパートナーのニーズのバランスを保てなかったカップルは、次の6ヶ月間でより抑うつ的になったという研究データも。

・解決策としては、週に1日ボランティアの日をつくってみる。1年間で100時間。1週間で2時間。

・60代のオーストラリア人2,000人を研究したところ、年間100〜800時間ボランティアをした人は、年間100時間未満の人や800時間以上ボランティアをした人と比べて幸せで満足度も高かったとの事。

・また、1998年に100時間以上ボランティアをした人は、2000年に生存している確率が高まったとの事。ただし、100時間以上ボランティアをした事の追加の恩恵は特になかったとの事。

・100時間くらいが、エネルギーを高めてくれ、疲労を増大させないほど良いラインだと考えられる。

・研究データによれば、週2時間でもボランティアを始めれば、幸福度も満足度も自尊心も1年後には、高まるとの事。

(以上、メモ)

すぐに共感できる内容も多いですが、中には、「⑶嫌な仕事は辞める」のように日本では、すぐ実施するのがやや難しいものもあります。

というのもアメリカの場合、人も仕事も流動性が高く、仕事を辞めても、次に自分に合った仕事を見つければ良いと考える人の多い社会なので、嫌な仕事を辞めても「自分に正直だ」「やりたい事をやるのが良い」と前向きに評価される環境があります。

一方、日本では、仕事の流動性は、低く、転職も20年前と比べれば一般的になってきたものの基本的には、「嫌な仕事を辞める」という発想は、「忍耐力がない」とマイナス査定されがちなので、「仕事は、嫌だからといっても辞められないもの」と考えている人が大半なので、実際に嫌でも辞めづらい環境があると言えます。

 

ところどころでこうした違いはあっても「幸せ」というのは、人類共通のテーマなので、日米で多少の違いはあっても大枠としては、参考になるポイントが多いと言えますね。


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