Facebook

出典:Wikimedia-Commons

世界でIT化が進み、私たちが住む世界は、どんどん便利になってきています。

一方で、IT化が進む事で私たちが保有している生活の情報の多くは、かつてないほどの規模で電子データとして保存される時代になりました。

スレート・ドット・コム(Slate.com)によれば、フェイスブックは、我々が投稿した内容だけでなく「投稿しないで削除した文字」も保存しているとの事です。

自ら投稿しようと思った内容を削除し投稿しないという判断をする事をフェイスブックは、「セルフ・センサーシップ」と呼んでいるそうです。


自ら投稿しようと思い立ったものの最終的には、「投稿しない」という判断に何らかの理由から至ったため一種の「センサーシップ」だと捉えているようです。

この投稿している内容を自動的に保存する機能自体は、他のサイトでもよく利用されており、珍しいものではありません。

例えば、Gメール(Gmail)でも文字を打った内容が瞬時に記憶されています。

自動的に内容が保存されるので、万が一、保存をしないでブラウザーが閉じてしまうような事があっても内容を回復できるというのが、自動保存機能の魅力です。

Gメールや他のサービスでは、自動保存機能は、ユーザーの役に立つ事が多いので問題にならないわけですが、フェイスブックの場合は、ユーザーが投稿しないで削除した投稿内容まで保存しているため「ユーザーのためでないのではないか」と問題視されているわけです。

一応、現時点では、自らの投稿を投稿前に削除するという「セルフ・センサーシップ」が起きた場合、内容が保存され、「セルフ・センサーシップが発生した」という事だけがフェイスブックに報告されるようになっており、詳細のテキスト内容が、分析・解析対象される事はないようです。

ただ、技術的には、詳細内容も分析・解析は、可能であり、フェイスブックとしては、ユーザによる「セルフ・センサーシップ」の比率を下げ投稿を促していきたいので、今後、状況は、変わってくるかもしれないとの事です。

フェイスブックでの「セルフ・センサーシップ」は、全投稿の71%(17日間)にも達しているという研究論文もあり、かなり高い水準なので、今後の経営課題の1つになっていくかもしれません。

この比率を下げれば下げるほど、ユーザーによる投稿コンテンツ量は増えていくので、「セルフ・センサーシップ」対策の一貫として投稿内容の分析を手がけていくインセンティブは、十分ありそうですね。

フェイスブックでは、投稿しないで削除したはずの内容までもが保存されている、というのは、気持ち悪い感じもしますが、普通に暮らしていく分には、特に害はなさそうです。

ただ、仕組みとしては、そんな仕組みになりつつある、というお話でした。


■関連記事

あなたの親や恋人やあなた自身よりもあなたの事を知っているのは、Google?

逮捕写真を掲載するマグショットサイトが、グーグル検索結果で不利に。