カイル・バス

日本破綻論を展開することで知られる米国ヘッジファンド・マネージャーのカイル・バス氏が、CNBCへのインタビューで直近の日経平均の暴落について語っています。

カイル・バス氏によれば、現在、日経平均に投資をしている投資家の多くを「マクロ・ツーリスト(マクロ観光客)」と呼んでおり、日本の財政等についての理解もない中、時流に乗って投資をしたと見ているようです。

また、バス氏は、今後2年以内に日本が破綻する、という仮説は、捨ててはいないものの、「アベノミクスは、フロントエンドでは、成長を誘導できるのではないか」「我々は、日本が破綻することに全てのポジションを賭けているわけではない」と以前と比べると日本経済の見通しに対して一歩引いたやや控え目なスタンスを貫いているのが印象的でした。

(以下、メモ)

・4月4日以降は、日銀(BOJ)は、我々の計算では、ほぼ毎日、国債を買っている。

・メディアの我々に対する報道は、偏っている。

・日本が破綻することに全ポジションを賭けているわけではない

・我々の仕事は、グローバルポートフォリオをシステミックリスクや国家破綻リスクから回避すること。

・円売りのポジションを持つこともある。

・しかし、日本が破綻することにすべてを賭けているというわけではない。

・今後、2年間起きるかもしれない事態に向けて一部ポジションを取っているだけ。

・日本の経済は、過去15年間で空洞化している。米国の産業が70年代や80年代で空洞化したのと似ている。

・輸出は、毎年5%上昇しているものの輸入は、3%〜3.5%しか増加していない。

・日経を現在、買っている人は、「マクロ観光客(マクロ・ツーリスト)」で株を所有しているのではなく、レンタルしているだけ。

・アベノミクスは、フロントエンドでは、成長を誘導できるのではないか。企業経営者の中には、アベノミクスは、部分的に成功するのではないかと思っている人が、多い。

・なので、フロントエンドでは、成長は、見込めるだろう。

・今年もGDPは、3.5%成長するだろう。

・ダニエル・ローブも今回の投資で部分的に成功するのではないか。

・しかし、円安だからといって必ずしも株高になるというわけではない。

・アベノミクスの恩恵を被るトヨタのような会社もあれば、そうでない会社も出てくる。

(以上、メモ)


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