ダウ・ジョーンズ

出典:Wikimedia-Commons

2013年に世界中の株式市場が好調だったという事もあり、既に市場は、バブル化しているのではないか、というのが、投資家の懸念となっています。

しかし、ブラックロックの最高投資責任者であるラス・コースタリッチ氏(Russ Koesterich)によれば、より大きな懸念点は、ボラティリティーが低く価格変動が少ないという点だそうです。

ボラティリティー(Implied Volatility)とは、株式の価格変動の測定値です。一般的に市場が弱気の時には、ボラティリティーは、高くなり、市場が強気の時は、ボラティリティーは、低くなる傾向があります。

コースタリッチによれば、歴史的なボラティリティーの平均水準は、「19」だそうですが、今年の平均値は、「14」となっており、直近では、「12」にまで一時的に下がっており低水準が続いているとの事です。


市場の信用が拡大し、クレジットを得やすい市場環境になるとボラティリティーは、低下する傾向があります。

今年もクレジットを得やすい環境が続いていると言えますが、それでもコースタリッチ氏からすると「ボラティリティーは、説明できないくらい低い水準」で推移している、との事です。

低いボラティリティーの特性としては、低い水準に達するとその傾向が続く事が多いという事です。

また、そこから脱皮する際は、短期間で急激にボラティリティーが高まる傾向があります。

そんな事もあり、コースタリッチ氏のアドバイスは、今後、株式を買っていきたい人には、現在低過ぎるボラティリティー水準が急激に高まっていく可能性もあるので、その時に安い価格で参入した方がお得かもしれないと指摘しています。

また、中期的な観点では、来年の株価は、今よりも高くなる可能性が高いとも指摘しています。

要約すると「株式に資産を転換するのは、中期的には、良い選択だが、買うタイミングは、調整をしてからの方が良い値段で買える」といったところでしょうか。

ブラックロックは、世界最大の投資会社という事もあり、その最高投資責任者であるコースタリッチ氏の発言は、プロの中のプロの意見として耳を傾けておきたいですね。


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