米国住宅価格 RealtyTrac

2013年10月17日に米国で最大級の不動産データを保有する Realtytrac.comが発表した最新データによれば、米国不動産の転売は、全体的には、下落調整傾向にあるものの、200万ドル〜500万ドル(約2億円〜5億円)の物件の転売案件は、昨対比350%と引き続き好調だという事です。

「転売」(Flip)というのは、不動産を購入してから6ヶ月以内に販売する事とされていますが、転売の総件数は、2013年第三四半期には、32,993軒となっており、2012年第三四半期と比べて13%減となっています。

転売件数は、減少しているわけですが、不動産投資家の平均利益は、2013年第三四半期には、54,927ドルとなっており、2012年第三四半期の48,893ドルと比べて12%増となっています。


この理由としては、高級物件の売買が伸びている事が挙げられます。

100万ドル〜200万ドル(約1億円〜2億円)の物件の売買件数は、昨対比42%増となっており、200〜500万ドル(約2億円〜5億円)の価格帯での売買は、昨対比350%と大幅に伸びています。

高級物件の場合、転売するにも初期投資が大きくなるため参入障壁は高くなりますが、現時点では、リスクを取ってもリターンが得られるという状態があると言えます。

今年に入ってからのダウ株価の最高値更新もあり、高級物件の買い手の購買欲の回復が伺えます。

ハンプトンズでも高級物件の需要が復活しており、2006年を連想させますが、現在の好景気は、FRBにより金融緩和によって創り出されているとも言え、金融緩和が今後、本格的に縮小した場合、大きな調整局面が待っているはずです。


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