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出典:Wikimedia-Commons

市場の先行きを判断する、というのは、とても難しい事です。

プロであれば、かなりの精度で方向性がわかっているのではないか、と思ってしまいがちですが、プロの見解も結構外れているのが現実です。

例えば、ピムコ(Pimco)は、米国のニューポート・ビーチにある世界最大の債券運用会社で約2兆ドル(約200兆円)を運用していると言われています。

そのピムコの代表であるビル・グロスは、2012年12月30日午前8時に2013年の見通しをピムコの公式ツイッターアカウントで立てていますが、2013年も終わりに近づいているのでその内容を検証してみたいと思います。

■2013年の恐れを垣間みない見通し(2012年12月30日午前8時に公開)

⑴株式と債券のリターンは、5%以下

⑵失業率は、7.5%を維持かそれ以上に

⑶金は、上昇


■2013年12月16日時点の結果

⑴ダウ・ジョーンズは、2013年11月に歴史上の最高値に

10年米国債は、2012年末に1.8%前後だったのが、2013年末は、2.9%前後に

⑵12月6日発表の11月失業率は、7.0%

⑶金の価格は、2012年12月月27日の1,655.50ドルから2013年12月13日には、1225.25ドルに下落

という事で冷静に振り返ってみるとピムコの2013年の公式見通しで当たっていたのは、「債券のリターンが、5%以下」という部分のみで他の3つの見通しは、結果的に「外れていた」という事になります。

日々、24時間、マーケットの事を考えている猛者の集団でもこのような結果なので、マーケットの1年先を見通すという事が非常に難しいという事がよくわかります。

プロでもこのような実績になる事があるので、プロの話も話半分に聞いた方が良いのが、投資の世界だと言えます。

やはり、プロの意見も参考にしながらも自ら調べ、考え、自己責任で最終判断をしていく事が大切ですね。


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