SACキャピタルアドバイザーズ

米国の大手ヘッジファンド、SACキャピタルは、インサイダー・トレーディング疑惑の和解で18億ドル(約1,800億円)を支払う事になりました。

史上最大のペナルティー額ですが、それでも資金力豊富なSACキャピタルにとっては、十分吸収していける範囲の経済的ダメージとなりそうです。

Dealbreaker.comによれば、SACキャピタルが運用する代表者スティーブ・コーヘンの個人資産総額は、80億ドルとなっており、その運用益は、21%だそうです。個人資産の運用益だけで16億ドル(約1,600億円)となるわけです。


また、SACキャピタルが、外部から預かっている60億ドルの運用益は、25%となっており、その内50%がSACキャピタルへの運用手数料として支払われる事になります。

既に外部資本の一部は、SACキャピタルから流出しているので、時間差等で流出が遅れている分等が課金対象となりますが、全体を控えに見積もっても

●個人資産運用分で16億ドル+外部資産運用分で4億ドル=合計20億ドル

という収益見込みは現実的と言われており、政府に支払う18億ドルを上回る形になります。

という事で史上最大額のペナルティーを支払う事が決まったSACキャピタルですが、それでも業績面では、今年も黒字基調で進む可能性が高いという事でした。

今回のインサイダートレーディング疑惑でメディアで大々的に報じられた事によるイメージやブランドへのマイナス効果は、大きく、今後も一定期間は、継続しそうですが、足下の財務上のマイナスは、十分吸収できる範囲のダメージだったと言えそうです。


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