Gold出典:Wikimedia Commons

ジョン・ポールソンは、2008年の金融危機を早い内に予見し、結果的に危機の中、最も利益を挙げたヘッジファンド・マネージャーとして知られています。

そんなポールソンが、2009年以降、次の投資先としてこだわり続けているのが、「金」(ゴールド)です。

ポールソンの今年のパフォーマンスは、パッとしない状況が続いていますが、「金」に関しては、保有をし続けています。


ポールソンのファンドの運用残高は、第一四半期に180億ドル(約1兆8,000億円)だったのが、140億ドル(約1兆4,000億円)まで減少していますが、9月末に終わった第三四半期終了時には、155億ドル(約1兆5,500億円)まで回復しています。

第一四半期と比べると損失が発生していますが、第三四半期もポールソンは、金の保有を続けており、SECに提出している資料によれば、現在、13億ドル(約1,300億円)をSPDR Gold Trust(ETF)に投資をしています。

2012年までは、順調に上昇していたものの直近2年間は調整気味のGLD。

2012年までは、順調に上昇していたものの直近2年間は調整気味のGLD。

運用資産の約8.4%を1つの銘柄に投下している事からもポールソンの金への強気な姿勢が読み取れます。

また、実際、SPDR Gold Trust(ETF)に最も大きな配分比率を当て込んでいます。

また、SECの資料を見るとこれ以外にもNova Gold Resources(NG)(約8,174万ドル)やAnglo Gold Ashanti Limited(約4億1,731ドル)等の金鉱山会社も保有している事がわかります。

ポールソンが、サブプライムローンの崩壊に賭けていた時も米国住宅価格は、上がり続けており、住宅価格が落ちる事になるというのは、「考えられない」事態でしたが、結果的に待ち続けたポールソンが勝ちました。

金への投資では、損失を出しているものの、ポールソンは、持ち続けていますが、果たして2回目の大勝利となるのでしょうか?


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ギリシャ経済は、2013年に大底を打って回復するというシナリオをジョン・ポールソンのヘッジファンドが描いているという話。