ケリー

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ケリー国務長官のシリア攻撃に関する失言が話題となっています。

ケリー国務長官は、米国は、シリアと戦争をしに行くわけではなく、化学兵器という脅威を取り除くために「信じられないほど小さな介入をするだけ」(Unbelievably small kind of effort)という説明をしました。

しかし、米国下院議員からしてみれば、「信じられないほど小さな介入」なのであれば、わざわざ米国が介入する必要もないのではないかという風に考えるわけです。国家安全保障上の危機なのでシリアを攻撃しなければならないという前提が崩れ、混乱に陥っているというわけです。

また、ロシア側は、機敏なことに化学兵器という脅威が問題なのであれば、化学兵器を国際社会の管理下に置けるよう全力でアサド政権を説得するとしており、アサド政権も前向きな姿勢を見せているとされています。

このままだと問題解決となってしまいシリア戦争もなくなってしまうため、ホワイトハウスは、化学兵器の引き渡し後の処置は検討するものの、アサド政権のいままでの経歴は信頼に足るものではないので安心・信頼できるかどうかわからないとしています。

こういった一連の流れから米国のトップは、「何としてでも」シリアへの攻撃を実施したいと考えているという事がわかります。

「アサド政権の化学兵器使用」という容疑は、「建前」で、実際のところは、シリアを経由してヨーロッパ各地に供給されているガスプロム(ロシア)のガス市場の覇権を崩したいという「本音」が重要だという事がわかります。

また、米国の国内問題としても「財政の崖」という財政問題が控えているので、開戦することで戦闘状態に持っていき、国内の財政問題では、合意しやすくなる可能性があります。

このようにアメリカも「正義のため」というよりも「自国の経済的利益のため」に動いているが現実なので、個人でも国家でもやはり経済を理解することが最も重要だと言えます。

「イラク戦争やアフガニスタン戦争の結果、若い人たちを戦地に送る事に反対している人がたくさんいるのも知っている。でも、今回は、そういう事を話しているわけではない。我々がしなければならないのは、これは、戦争の話ではなく、戦争に行くことではない、という事を明確に説明することだ。軍隊をリスクに晒すわけではない。軍隊を戦地に送ることなく、介入を長期化させることもなく、アサド政権に責任を求めるだけだ。とても制限された、とても特化した形でとても短期間でアサド政権の化学兵器の供給力を抑制することだ。シリアの内戦に関与することもない。そのための信じられないほど小さな努力だと言える。

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