キックスターター

面白いアイデアを持った個人が、アイデアを実施できるよう資金面で協力者を募ることができるクラウドファンディングサイト、キックスターター・ドットコム(Kickstarter.com)の累計資金調達額が、2014年3月3日に10億ドル(約1,000億円)を突破しました。

同サイトは、2009年から展開していますが、資金調達額の半分以上は、過去12ヶ月のものであり、プラットフォームとして加速的に成長している様子が伺えます。

キックスターターでは、面白いアイデアを持った個人が、自らのプロジェクト内容をサイト上に掲載し、それに興味を持った資金提供者が、出資や融資という形を取らずに資金を提供する仕組みとなっています。

資金提供者は、プロジェクトの進展具合等を一歩踏み込んだ形で確認でき、それによって刺激を受けることが出来ます。

今回の10億ドルの資金は、570万人の資金提供者によって提供されています。

一人当たりの資金提供額は、約1.75万円となっており、「一人一人の資金は、小さくても積もれば物凄く大きな資金となる」というクラウドファンディングの考えに合致した結果になっていると言えます。


キックスターターの資金供給元として日本は、世界7位となっており、総額約714万ドル(約7.14億円)の供給をしています。

アジアでは、次に第10位にシンガポール(約671万ドルの資金供給)が入っており、クラウドソーシングという分野で日本は、素早い動きが出来ていると言えます。

ロンドン在住の職人キャロル・ジャスティンさん

ロンドン在住の職人キャロル・ジャスティンさん

例えば、日本に関連したプロジェクトでは、ロンドン在住のキャロル・ジャスティンさんが、今年の春、日本の「木版画イノベーション・ラボ」で1ヶ月滞在するための「滞在費」として1,800ポンド(約30.5万円)の募集をしています。

現在、16人の「バッカー(Backer、資金供給者)」がおり、865ポンド(14.6万円)が集まっています。開催期間は、残り18日間あるので、希望額満額の調達となるかもしれません。

「バッカー」には、提供する資金額に応じてキャロルさんからプレゼントがある仕組みとなっています。

10ポンド以上:日本滞在中に作成した木版画のポストカード1枚と帰国後、ロンドンで開催予定の美術展への招待状

25ポンド以上:日本滞在中に作成した木版画のポストカード3枚と帰国後ロンドンで開催予定の美術展への招待状

100ポンド以上:オリジナル木版画1点のプレゼント、感謝状の送付及びロンドンで開催予定の美術展への招待状

250ポンド以上:オリジナル木版画を2点プレゼント、感謝状の送付及びロンドンで開催予定の美術展への招待状

500ポンド以上:オリジナル木版画セット一式をプレゼント、木版画のポストカードを3枚、ロンドンで開催予定の美術展への招待状

Kickstarter

このような小さな個人的なプロジェクトでも世界のどこかに共感してくれ応援してくれる「バッカー」がいれば、成立してしまうのが、キックスターター及びクラウドファイナンスの魅力です。

今までは、「お金がない」という理由で高いスキルを持ちながらもやりたいことを諦めざるを得なかった人にも、これからは、インターネットの向こう側にいる不特定多数の「バッカー」に支援をしてもらうという選択肢が、定着していきそうです。

やりたい事や情熱のある人には、どんどん便利な時代になってきていますね。


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