カイル・バス

ヘイマン・キャピタル・アドバイザーズを経営するヘッジファンド・マネージャー、カイル・バス氏が、2013年10月23日にFinancial Senseへのインタビューで日本経済の見通しについて語っています。

日本経済及び株式投資に関しては、アベノミクス発動以降も悲観的な立場を取ってきたカイル・バス氏ですが、ポジションは、一貫しており、現時点でも悲観的な立場を取っています。

日本には、3年以内に深刻な国債危機が訪れると予見しています。

理由としては、「国債発行額が政府の税収の24倍となっている状況は、「既に完全に破綻している」としか言いようがない。問題は、いつ、本当に破綻するのかだ。」

と述べています。

背景のバス氏の考えとしては、「国家は破綻する」という有名なベストセラーを執筆したラインハート氏とロゴフ氏が辿り着いた結論として政府債務が、GDPの100%以上になってしまうと国家破綻の可能性が高まるという事を挙げています。

大半の中央政府では、税収は、GDPの約20%なので、国家破綻についての専門家であるラインハート氏とロゴフ氏は、政府債務が税収の5倍以上になると国家破綻の可能性が高まるというものだと結論付けたという事になります。

カイル・バス氏の考えでは、先進国の場合は、新興国よりも金利も低く借入も行いやすいため実際の危険水準は、もう少し高くなるはずだと考えているようですが、それでも日本のように税収の24倍の政府債務がある状態は、「既に実質的に完全に破綻している」と位置づけているようです。

カイル・バス氏の見解が正しければ、東京オリンピック開催前に日本財政破綻を体験する事になりますが、果たして、過去にサブプライム危機やギリシャ経済危機を予見してきたように日本経済の今後に関する予言も的中するのでしょうか?


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