カイル・バスアメリカのヘイマン・キャピタルカイル・バス氏が、2014年2月14日に同社が、主催した「ヘイマン・グローバル・アウトルック」で日本経済の今後の見通しについて語っています。

Hayman Global Outlook Pitfalls and Opportunities for 2014 by Kyle Bass

http://www.youtube.com/watch?v=VBPZ58dzjfE&feature=player_embedded

(以下、メモ)6:54〜

●34年振りに日本の経常収支が、赤字に

●これは、構造的な問題

●いままで状況が悪化していたにも関わらず経常収支の黒字を維持できたのは、所得収支が黒字だったため

●日本には、資源がないので、エネルギーをはじめとしてすべてを輸入しなければならない

●日本のQEは、アメリカの二倍。でも、日本の経済は、アメリカの三分の一

●今後、日銀は、国債を買い続ける

●6ヶ月ほど前に黒田氏に招かれて日銀で話した

●日本の国債の96-97%は、国内で保有されていて、その内95%は、国内の組織に保有されている(年金機構や郵貯等)

●アベノミクスが成功し、本当に2%のインフレ目標を達成できると国内の投資家に信じてもらうことができた場合、利率が低い国債は、売った方が良いというパラドックスが生まれる

●合理的に考えれば、国債を売るのが、正しい行動ということになる

●日本の財政赤字は、現在GDPの10%

●アベノミクスは、60兆円で2年間で国債を買っていくというプランだった

●しかし、60兆円の国債を買っても財政赤字だけで50兆円という状況では、まだプランは、十分だとはとても言えない

●アベノミクスを信じる国内の機関投資家が増えるほどアベノミクスの規模は、大きくしていく必要がある

●なぜなら、年金機構やメガバンクは、国債を売っていくから

●私は、国債最大を保有するメガバンク五行の代表と会って個別に話したが、他行に先駆けて5〜17%相当の国債をその四半期に売っていると話していた

●4月や5月に日本のQEプログラムは、さらに拡大していく必要性が出てくると私は考えている

●以前、ルービン氏と日本の金融相が、アジア通貨危機後に日本円を85円、90円から150円まで意図的に安くしたことがあったが、当時は、経常収支が5%前後の黒字だったため円高に戻った

●今回は、中央銀行が、2%のインフレを創出したい状況で、中央銀行による国債購入が拡大し、経常収支の赤字の固定化

●円安が止まる理由はない

●他の通貨が弱くなって円に逃避するといったことは起きるかもしれないが、今後は、それも変わっていくだろう

●年末までに円は、115円となる

●経常収支の赤字は、定着する

●11月、12月には、民間企業が、本格的に設備投資をした

●その資金は、銀行借入から

●銀行預金は、国債購入に充てられているので、日銀にとっては、問題

●日銀は、今後、さらに国債を購入する必要があるだろう

●国債購入の規模は、現在の規模の2倍となるかもしれない

●それは、さらなる円安を招く

●国債を売って株式を買った方が投資家としては、まだ良い

●アベノミクスが成功した場合、日銀が国債をすべて保有することになる

●過去の歴史2000年を見る限り、日銀は、どこかで金利のコントロールを失うことになる

●いつになるかは、わからない

(以上)

確かに円安に進む要因は、現在、多々あるので、円安に振れても影響をあまり受けないよう外貨を無理ない範囲で保有しておくなどの基本的対策を取っておくのは、良さそうですね。

スポンサーリンク