ホワイトハウス

アメリカの債務上限期限である10月17日(木)まで残り2営業日となりました。米国ワシントンは、日本と13時間の時差があるので、これから10月16日(水)が始まる形になります。

10月14日(月)の晩に上院多数党の院内総務であるリード上院議員や少数党の院内総務であるマコーネル上院議員は、10月15日(火)中には、問題解決を発表できると前向きでしたが、米国時間15日(火)の晩に正式な発表はありませんでした。

Politicoによれば、法案は、15日(火)の晩に明文化され、10月16日(水)の午前中には、その内容が正式に発表されるものとの事です。


今回の法案の内容は、

●9,860億ドル(約98兆6,000億円)の政府予算で政府機関を2014年1月15日まで運営できる状態にする事

●債務上限は、2014年2月7日まで引き上げとなる事

●将来の歳出削減案を固めるため機会を2013年12月13日まで両党に設ける事

等と昨日報道されていた内容と変わりありません。

今回の法案は、下院を通過する必要があり、内容としては、下院がほぼすべて妥協する形となり、終止一貫譲歩しなかったオバマ大統領や民主党の要求が通る形となります。

下院としては、シャットダウンを引き起こしてまでの要求が織り込まれていないため到底納得できない内容となっています。

しかし、米国国民の間では、今回の政府シャットダウンやデフォルト危機を招いたのは、ジョン・ベイナー下院議員及び下院の共和党という見方が優勢となっており、共和党の立場は、かなり弱くなってきています。

そんな中、10月16日(水)に今回の上院からの期限ギリギリの法案が下院を通過しないような事になれば、アメリカが、デフォルトに陥るのは、ほぼ確実となり、経済活動に大きな支障が出てきます。

そして、アメリカがデフォルトに陥るような事があれば、今回は、ワシントン初のシャットダウンかつワシントン初のデフォルトという事になり、米国国民の怒りの矛先は、共和党に向かう可能性が高く、所属議員は、自らの政治生命を自ら短縮する自殺行為となりかねません。

このような背景もあり、上院の院内総務2人は、「勝利」を既に確信しているようです。



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