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出典:Wikimedia Commons

ローン・パイン・キャピタルは、1997年にスティーブン・マンデルによって設立されたヘッジファンドで現在、グリニッチ、ロンドン、香港、ニューヨークにオフィスを設けています。

設立時に800万ドル(約8億円)で始めたファンドは、現在、200億ドル(約2兆円)以上となっており、その過程で創業者のマンデル氏も推定個人資産15億ドル(約1,500億円)のビリオネアとなっています。

設立以来、常にS&P500を上回る実績を出してきているのが、特徴的で平均20%以上のリターンを続けている数少ない「優良ファンド」だと言えます。

そんなローン・パイン・キャピタルが、SECに同社が提出した資料によれば、第三四半期中に中国最大の検索エンジン、バイドゥを5,289,262株購入しました。


約8億2,000万ドル(約820億円)に相当する投資額は、ローン・パイン・キャピタルのポートフォリオの中でも上位に入る比率となり、バイドゥに対して強気な姿勢が伺えます。

一方で、インターネット系銘柄の一部を売却しており、その対象となったのは、

●グーグル株 533,925株(持分の約56%)

●イーベイ株 4,592,828株(持分の約29%)

●フェイスブック株 2,228,624株(持分の約23%)

●プライスライン株 748,838株(持分の約43%)

となります。

ローン・パイン・キャピタルのように設立時からの平均リターンが20%以上という優良ファンドが、バイドゥを買っているのもバイドゥの成長は、手堅いと判断したからだと言えますね。

バイドゥの時価総額は、約550億ドル(約5兆5,000億円)でPERは、33.21倍ですが、凄い勢いで利益が伸びているのが、印象的です。

2010年末 純利益5.35億ドル(約535億円)

2011年末 純利益10.55億ドル(約1,055億円)

2012年末 純利益16.78億ドル(約1,678億円)

 

また、バイドゥのような中国企業は、中国政府としても後押しをしたい「オール・チャイナ」的な存在であり、現在、時価総額3,450億ドル(約34.5兆円)のグーグル以上には、育てていきたいと考えているはずなので、中長期的な成長余力は、かなりありそうです。


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