マーク・ファーバー

悲観的な相場観を持っているため「ドクター・グルーム」(Dr. Gloom)と呼ばれているマーク・ファーバーが、「次のバブルが崩壊した時に資本主義経済は終わる」とFinanzen100に対して発言をしています。

根拠としては、次の点を述べています:

●資金調達コストは、本来、市場で決められるものなのに、現在は、中央銀行の積極的な介入を受けて決まっている。

●短期の資金調達コストは、「ほぼゼロ」となっていて、実質的には、「マイナス」となっている。


●しかし、金利の人工的な引き下げには、大きな代償が伴っている。

●例えば、金利が安いため投機的かつレバレッジのかかった資金が増えている。

●また、過去の経済危機も金利が低過ぎたため発生している。

●そして、経済危機になる度に「処方箋」として金融緩和を行ってきた。それは、短期的な対処法にはなったが、実施すればするほど実体経済は、免疫を強めてきた。

●毎回、処方箋の量を増やして現在に至っているが、金融緩和によって動いている経済は、ガンのように拡大してきている。

●そして、マルクスが予言したように最終的には、資本主義社会そのものの基盤を揺らがす可能性が高い。

最終的に「資本主義が終わる」というのは、かなり大胆な発言ですが、

●経済危機が起きる → 「処方箋」として金融緩和を実施 →

次の経済危機が起きる → 「処方箋」としてさらに大きい金融緩和を実施 →

というサイクルの中で世界経済が、過去40年間成長してきたのは、事実です。

中央銀行による量的緩和があっての成長であり、その緩和度合いは、どんどん大きくなってきているので、次のバブルが崩壊した際には、さらに大きな緩和策を実施しなければならなくなる可能性は高そうです。

緩和が実施される事で株式や不動産などの資産は、上昇してきたので、現預金だけでなく、株式や不動産及びその他実物資産に資産を一部転換しておく、という事等ですね。



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