老後

アメリカの「中流階級」と言えば、50年くらい前は、多くのアメリカ人に希望と満足感を与えてくれる階級でした。

「大きな車」「大きなキッチン」「大きな家」「幸せな家庭」「子供の大学教育」「年数回のバケーション」「安定した老後生活」。

こういったものを約束してくれたのが、アメリカの「中流階級」だったと言えますが、「中流階級」は、現在、凄い勢いで衰退中です。

例えば、ウェルズ・ファーゴが、7月24日〜8月27日の間に1,000人の中流階級のアメリカ人を調査した結果によれば、34%の「中流階級」は、80歳まで仕事をしなければならない状態に陥っているとの事です。

過去の推移を見ても

2011年 25%

2012年 30%

2013年 34%

と80歳まで働かなければならないと考えている人口は、急激に増加しており、状況が悪化してる事がわかります。

また、37%は、リタイアする事なく一生働き続ける必要があると述べています。

こういった状況に陥っている背景として「中流階級」の仕事が新興国に移っているという外部経済環境の影響もありますが、1人1人の意識や習慣も大きく関係しているようです。

具体的には、老後のプランを書き出してるのかどうかというのが大きなポイントとなっているようです。

老後のプランを練っているのは、全体の29%となっていますが、プランを文字にして書き出した人の70%は、リタイアに関して楽観的だという結果が出ています。

一方、プランを持っていない人の場合、44%しかリタイアに関して楽観的ではないようです。

プラン立てて文字にできれば多くの事は、実現できるものですが、老後の人生設計に関しても同じ事が言えそうです。

今後、アメリカや日本でも中流階級は、全体的には、衰退していく一方だと言えますが、「自分で老後プランを立てて、書き出して、実行する」という事ができれば、影響は、最小限に抑えられそうですね。

という事で、まだ老後の経済プランや人生プランを立てていない人は、早過ぎたり遅過ぎたりするという事はないので、是非、書き出してみる事をオススメします。

 


■関連記事

アメリカの貧富の差を解説した動画

アメリカの貧富の格差は、世帯資産の保有内容(内訳)の差にも表れていた 

経済危機を経て強くなっている米国経済と弱くなっている一般米国民

世界で拡大中の経済格差の原因と対策。「PLUTOCRATS」著者クリスティア・フリーランドの講演(TED Conference)。