ビットコイン

ビットコインへの注目が高まっています。

既にシリコンバレーでは、ビットコイン関連企業へのベンチャー投資が行われ始めており、今後、ビットコイン周りのサービスは、さらに充実していくと考えられます。

また、中国では、中国最大の検索エンジンであるバイドゥが一部サービスの決済手段としてビットコインを導入したり、カナダでは、バンクーバーでビットコインのATM第一号が設けられたりと着々とビットコインのメインストリーム化が、進んでいます。

そんな中、今後、ビットコインの価格は、上昇し、2020年には、1,820ドルになる可能性があると書いている記事があったので、主要なポイントをメモしてみました。

http://www.coindesk.com/bitcoin-price-long-term-potential/

The bitcoin price has the potential to reach $1,820 by 2020

(以下、メモ)

・ビットコインの価格は、「需要」と「供給」で決まる。

・「需要」が多ければ、価格は、上がる。

・「供給」が多ければ、価格は、下がる。

・ビットコインの供給の方は、一般的にもよく知られている内容で供給を考える上で大切なのは、第一に「供給量」。

・「供給量」は、現時点では、年15%のペースで増えているものの今後、新規供給ペースは、減少する見込み。

・2020年には、採掘されたビットコインの総数は、1,800万枚となる見込み。

・「供給」を考える上でもう1つ重要な点は、「資金回転の速度」。特定の通貨が特定の時間軸の中でどれだけ持ち主を変えたのかというのがわかる指標。

・ビットコインの現在の「資金回転の速度」は、1年間で9回で、1つのビットコインが、1年間で9回使われているという事。既に主要通貨と比べても高い数値なので、今後、さらに著しく高くなる可能性は、低いと考えられる。

・次に「需要」に関して。ビットコインの決済は、次の4種類の内どれかになる。⑴オンライン決済、⑵現金の代行(ビットコイン対応済みレストラン等での決済)、⑶送金、⑷投資対象。それぞれの2020年の推定値を洗い出してみる。

・⑴オンライン決済。最大の競合であるPayPalの2012年の決済総額は、1,450億ドルで2012年のビットコインの総決済額の約18倍。PayPalとビットコインを比べた際にビットコインが劣っている唯一の点は、「価格変動が激しい」という点。しかし、この点は、克服されつつある。また、PayPalが、2012年には、昨対比で22%増を達成している事からもオンライン決済そのものがまだ成長期にある事がわかる。2020年には、ビットコインは、2012年のPayPalの決済総額1,450億ドルには、達すると考えられる。

PayPal ペイパル

・⑵現金の代行(ビットコイン対応済みレストラン等での決済)。現金を必要としないキャッシュレスな店頭決済方法としてビットコインの導入が進むと考えられるが、測定するのは、ほぼ不可能なので、今回は、全体の試算を保守的にするためにも除去。

・⑶送金。ビットコインは、競合よりも圧倒的に安い選択肢となるため送金でも導入が進むと考えられる。2012年にWestern Unionは、810億ドル(約8兆1,000億円)の消費者から消費者へのC-C決済を行っており、ビットコインも2020年には、同様の810億ドルには、達すると考えられる。市場全体の成長や銀行送金等も考慮に入れるとさらに見通しは、明るくなるが、今回は、保守的な見通しを徹するため除外。

Western Union

・⑷今後、ビットコインは、1つの対象対象可能な金融アセットとしての地位を確立していくと考えられるが、そこに達するには、時間が必要なので、コモディティーである金(ゴールド)と比較して考えてみる。2012年までに採掘された金の総量は、174,100トンで金価格を1,350ドルだとすると金の累計価値は、6.9兆ドル(約690兆円)。過去10年間の金の年間売買額は、採掘された金の総額とほぼ同じ水準なので、約6.9兆ドル。仮に2020年にビットコインの決済総額が、その1%に達した場合、690億ドル(約6兆9,000億円)となる。

・⑴1,450億ドル+⑶810億ドル+⑷690億ドル=2,950億ドル=2020年の推定ビットコイン決済総額

ビットコイン投資

・貨幣数量説から貨幣価値を計算してみる。

→M(「供給量」)× V(「資金回転の速度」)= Y(決済総額)× P(「物価レベル」)

→ M(2020年には、1,800万枚)× V(9回)= Y(2,950億ドル)× P

P = 1,820ドル

・仮に2020年にビットコインの価格が、1,820ドルとなったとしても時価は、330億ドル(約3兆3,000億円)。大半の国の通貨価値や金の全体の価値と比べるとまだ少なく成長余力がある。

・株式市場の観点で見ていくと時価総額330億円は、大企業レベルとなる。そうなった場合、信頼感も強まり、多くの投資家が集まってくる可能性が高い。また、サービスが有名になるにつれ、通貨価値の乱高下も最小限に留まり、ビットコインは、安定した通貨となる可能性が高まる。

(以上、メモ)

これは、bitbond.netというビットコインを通じて個人から個人への融資サービスを経営する著者の見解なので、ポジション・トークは、かなり入っています。

また、著者も2020年の価格予想をしている一方で、「未来の予想は、難しい」とも言っているので、「大体こうなるのではないか」という事への著者の見解であると理解しておくのが良いでしょう。

しかし、それを除いても現時点で月の決済総額がPayPalの1/18に達しているという点や1年間の利用頻度が既に9回に達しているというのは、ビットコインの成長を表している良い兆候だと言えますね。

このように利用が進んでいけば、ビットコインの価格は、上昇し、価格変動も少なくなり、やがては、デジタル通貨として我々の生活の中に定着する可能性も出てきているので、1つの新しいトレンドとして注目していきたいですね。


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