SACキャピタルアドバイザーズ

NYマンハッタンで1.15億ドル(約115億円)の豪邸物件(マンション)One Beacon Court が売りに出されました。ブルームバーグビルの51Fのデュープレックスです。

2フロアで計約780平米なので、平米単価は、14.7万ドル(約1470万円)です。

東京の永田町駅徒歩1分の森タワーレジデンス(平河町)が132.53平米で2億円で購入可能ですから、平米単価は、東京最高峰レベルでも150.9万円。東京トップクラスと10倍近くの差がありますから相当強気な平米単価設定と言えます。

森タワーレジデンス平河町132.53平米2億円

このラグジュリー感満天のマンションの売り主は、スティーブ・コーエン氏。2013年3月時で93億ドルを運用する米国大手ヘッジファンドSACキャピタルパートナーズのオーナーです。

コーエン氏は、フォーブス誌推定で93億ドルの個人資産を保有し、年収も6億ドル(2011年時)の大富豪なので、1.15億ドルのマンションも1年間の年収の範囲内で無理なく買えるというわけですね。


こういった大富豪(ビリオネア)が世界一多いのがアメリカの1つの魅力ですね。ここまで強気の価格設定ができるのもお金を持った買い手がたくさんいてはじめて成立します。

ちなみにSACキャピタルパートナーズの運用手数料は、ヘッジファンド業界でも高い方で、管理手数料で3%、さらになんと運用利益の50%が手数料となるそうです。

それでも18年間の平均リターンが30%という「圧倒的実績」があるので、投資家が後を絶えないというわけです。手数料が高くても手数料支払い後にしっかり運用益がもらえるなら構わないというスタンスの投資家が多いということですね。

いままで負けたのは、2008年リーマンショックの年に19%の損失のみで翌年2009年には、手数料差引後で29%のリターンを実現し、カムバックを果たしています。

ヘッジファンド業界は、まだ日本では馴染みのない業種ですが、米国では、富裕層や機関投資家の1つの運用先として定着しつつあります。

良くも悪くも数字にすべての成果が表れるので、投資家にリターンを提供できるヘッジファンドは、成長していき、リターンを提供できないヘッジファンドは、廃業していくという仕組みです。


現在の日本では、「ファンド」というとAIJのような悪質な事例があったりしたこともありイメージも悪かったりしますが、長い目でみると時間差を経て米国で成功したビジネスモデルや業界が日本でも火がついたりもするので、米国で成功している業種や業界は、知っておいて損はないかもしれません。

スティーブコーエン豪邸

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