ニューヨーク証券取引所

2013年3月末時点で3,590億ドル(約35兆9,000億円)を運用し、世界27カ国で事業展開をする資産運用会社シュローダーズが、投資家心理に関する調査を発表しています。

資産運用会社としても最大級であるシュローダーズの調査結果であり、母体も1万ユーロ以上を次の12ヶ月で投資予定の1万4,800人を対象にしている大規模調査なので、内容をメモしてみました。

Global Investor Confidence Set to Return During 2013 – U.S. Investors Most Confident for Investment Prospects 

http://www.schroders.com/staticfiles/Schroders/Sites/Americas/US%20Institutional%202011/pdfs/SGITR-Press-Relase.pdf

(以下、メモ)

・世界中の投資家の81%は、次の12ヶ月で投資資金を維持又は、増加する意志があるという結果が出た。


アメリカとアジアでは、投資機会に対して前向きな投資家が、59%。ヨーロッパや中東では、明るい見通しを持っているのは、39%。

・投資家の平均運用資金は、13万2,000ドル。26%は、1万3,000ドル〜3万ドル。48%は、10万ドル以上。

・投資金額を次の12ヶ月で増やそうと考えているのは、全体の1/3。

投資対象商品では、68%が次の12ヶ月で株式に投資としており、株式が一番の人気。

・「以上の調査結果に基づき、2013年は、活発な投資環境の復活への第一歩となりうる」としています。

(以上、メモ)

日本でもアベノミックスが発動し、日系平均も大幅続伸し、アメリカでも株価の最高値更新が起きている事から「活発な投資環境」は、戻りつつあると言えます。

もちろん、こういった資産運用会社は、「資産を運用して欲しい」という顧客が増えれば増えるほど潤う仕組みになっているので、ポジショントークとなっていますが、一意見としては、面白いですね。

実際のところは、市況が好調なのは事実ですが、2007年頃から問題視されている「金融デリバティブ」や「高レバレッジな米国金融機関」の内容はあまり変わっておらず、世界経済は、積極的に各国政府が債務を増やし、物凄い勢いで紙幣を刷る事でなんとか回っているかなり脆弱な状態に置かれていると言えます。


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