サザビーズ本部、ニューヨーク

サザビーズ本部、ニューヨーク

投資会社サード・ポイントは、サザビーズ株を買い増し、9.3%に相当する140億ドル(約1,400億円)分を保有するサザビーズの筆頭株主だと発表になったと発表しました。

そして、ウィリアム・ルプレヒトCEO兼会長の解任を提案しています。

「サザビーズには、重要な経営判断をしていくに当たり世界のアート市場に詳しく世界中を飛び回り顧客との関係を構築していきながら事業を成長させていけるCEOが必要です。誠に恐縮ながらあなたが、当社を再生させ、今日のダイナミックなグローバルアート市場で成長路線にのせていくための適任者ではないと考えます。」

“Sotheby’s requires a CEO with sufficient knowledge of the global art markets to make critical decisions, who can move seamlessly around the globe building the business and strengthening client relationships. Respectfully, we do not see evidence that you are the right person to repair the Company and drive its growth in today’s dynamic global art market.”


一見、厳しい意見となってはいますが、サザビーズの過去3期の実績を見てみると「順調に成長している」とは言い難い状態であり、「停滞中」という表現の方が適切な状況であったりします。

■2010年12月末 売上高7.74億ドル(約774億円) 純利益1.61億ドル(約161億円)

■2011年12月末 売上高8.32億ドル(約832億円) 純利益1.71億ドル(約171億円)

■2012年12月末 売上高7.68億ドル(約768億円) 純利益1.08億ドル(約108億円)

売上高は、横ばい、純利益は、減っている状態です。

こういった状況が、「実績」として3年続いたので、「そろそろ結果を出せる人にCEO職をやって欲しい」「CEOと会長を兼務にしないで役割分担をした方がパワーバランスが取れて健全だ」という提案に至ったものだと思われます。

仕事で結果を出すのは、ある意味「当たり前の話」だったりしますが、現CEO兼会長は、CEOでもあり会長でもあるので、社内の実権を持っており、社内では、誰も何も批判できない状態となっている可能性があります。

サード・ポイントは、ヤフーに介入した際には、取締役会に入り、代表も交代させる等を経て再度成長路線に見事にのせたという実績があるので、今回のサザビーズでも同様に成長路線に導いていく事が期待されています。

同社は、1996年12月の設立以来、平均年間17.9%のリターンを出してきており、投資家からの信頼残高は、かなり大きいと言えます。


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