ケイマン諸島

アクティビスト系ファンド・マネージャーとして有名なサード・ポイントのダニエル・ロウブは、2013年10月22日に投資家への2013年第三四半期の報告レターの中で運用資金の10%を投資家へ返上する事を発表しました。

理由としては、「運用資金規模の調整」としています。

サード・ポイントは、現在、140億ドル(約1.4兆円)を運用しており、主に2009年1月から累積で24%のリターンを実現してきたためとしていますが、今回は、その累積利益の中から資金を還元し、スリムアップしていきたいとの事です。

運用資金の返上は、サード・ポイント以外の米国大手ヘッジファンドでも現在、相次いで起きており、世界で最もマネーを理解しているファンド・マネージャーたちの間で「守り」の姿勢が見られるようになってきているとも解釈できます。

米国では、お金は、「スマート・マネー」(Smart money)と「ダム・マネー」(Dumb money)に分類されて議論され分析されたりしますが、サード・ポイントは、1996年の設立時から17.9%のリターンを残してきた誰もが認める「スマート・マネー」としてその動向に注目が集まります。

■設立時からのパフォーマンス(1996年〜)

サード・ポイント  17.9%

S&P500      6.8%

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