「オバマケアの執行を1年延期させること」「Affordable Care Actに含まれる医療機器への課税を撤廃すること」といった条項を盛り込んだ法案を上院に提示している下院です。
しかし、実は、下院内でも票は割れており、政府シャットダウンというプレッシャーの下、ジョン・ベイナー下院議長についてくるものとそうでないものの間で意見が割れてきています。
例えば、「オバマケアの執行を1年延期させ、政府シャットダウンを回避する」という事に関しては、賛成231票に対して反対192票となっています。
一方で「仮に政府シャットダウンだとなっても軍隊への支払いは遅延しない」という議題は、賛成423票に対して反対0票となっており、満場一致の一体感が見られます。
米国の最大の優位性は、軍事力だとも言えますが、それを議員もよく理解しているという事を物語っている結果だと言えます。
多民族国家である米国では、各自がそれぞれの意見があるため満場一致の合意というのは、得づらかったりしますが、軍隊の必然性に関しては、議論する必要もないくらい「当たり前の事」となっている事が伺えます。
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